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骨の量がわかる!「骨密度検査」

更新日:2016/12/09 公開日:2016/03/17

体を調べる「生体検査」

骨密度検査で判明することは何か、ドクター監修のこちらの記事で検査方法とともにご紹介しています。男女別でそれぞれ何歳ごろに受けるべきなのかという目安と、注意点についても解説しています。

ここでは、ドクター監修のもと「骨密度検査」について詳しく解説します。

骨の量を調べる「骨密度検査」とは

骨密度検査の代表的な検査方法として、X線を用いて骨の密度を調べる骨塩定量検査があります。

X線は、硬く密度の高い骨に当たるとほとんどが吸収されてしまい透過しません。しかし、密度が低くなっていると、X線の吸収量が減り、そのぶん後ろに通過します。よって、X線写真を撮ると骨の密度に応じた濃さに映ります。この色の濃淡によって骨密度を判定することができます。

骨密度が一定レベルを下回った場合を骨粗しょう症と言います。骨粗しょう症になった骨はもろくなっていて、ちょっと転んだだけで腕や足を骨折したり、自然に背骨が上下につぶれるように骨折してしまいます。このような高齢者の骨折は、寝たきり生活のきっかけになることがあります。

X線を用いた骨密度測定には、かかとや前腕で測定する単一X線吸収法と、背骨や大腿骨など全身の骨で測定できる二重X線吸収法(DXA)があります。

二重X線吸収法は、2種類の波長のX線を照射して、吸収率の差から骨密度を判定するもので、骨粗しょう症の診断にはこの方法で検査するのがもっとも正確です。

骨密度の測定方法には、これらのほか、CTで測定する方法や超音波で測定する方法などがあります。

どういったときに必要な検査なのか?

骨粗しょう症の診療は、一般に整形外科や内科で行われます。骨塩定量検査の結果、若年成人(20~44歳)で80%以上に保たれていれば正常で、これを下回った場合は、早めに治療を開始することが望ましいとされています(日本骨代謝学会の基準)。

骨密度は20代がピークで、それ以降は徐々に低下していきます。特に女性の場合、女性ホルモンが骨の代謝に関与していることから、女性ホルモンの分泌が激減する更年期以降に、骨密度も急激に低下します。

女性は50歳過ぎ、男性は60歳を過ぎたら、一度骨密度を測ってみることをすすめられます。

最近は、骨の質の重要性もわかってきました。糖尿病や慢性腎臓病などの場合、同じ骨密度でも骨がよりもろくなっている可能性もあります。

他にも生活習慣が関わるケースとして、アルコールを大量に摂取する人やヘビースモーカーな人、運動不足な人や、逆に若年期に過度な運動をしていた人は検査を受けておいたほうがよいでしょう。

検査を受ける際の注意点やアドバイスなど

二重X線吸収法は、専用の検査機器のベッドに横になるだけで短時間の測定ができ、痛みはまったくありません。使うX線の量もごく少量なので、被曝にともなう健康被害の心配はありません。通常の着衣のままで検査できますが、測定する部分に金属がかかるようなベルトなどは外しておきます。