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「超音波検査(エコー検査)」とは

更新日:2017/03/24 公開日:2016/03/31

体を調べる「生体検査」

被ばくの心配のない超音波検査。さまざまな臓器に機械をあて、異常や異変がないかを調べることができます。こちらのドクター監修の記事では、各部位ごとに調べられる病気の種類や、超音波検査が必要な方に対する注意事項をご紹介します。

ここでは、超音波検査についてドクター監修のもと詳しく解説します。

超音波検査では何を調べるのか?

超音波検査はエコーとも呼ばれています。妊婦さんなどX線を使用できない方や、画像診断まで行かずとも即診察をするといった、X線通さずに内部の状態を見たいときに役立ちます。

仕組みとしては、超音波で診断したい臓器に機械を当て、その反射を映像化することで臓器の状態を見ます。

検査では、各臓器の腫瘍の有無、脂肪肝、胆石、子宮筋腫などの病気を見ることができます。また、大きさ・形・血流についても知ることができ、X線を利用した画像検査のように時間をかけず、診断することができます。

超音波検査は、検査部位によって多くの検査方法があります。腹部エコー検査、心エコー検査、頸動脈エコー検査、下肢動脈エコー検査、下肢静脈エコー検査、乳腺エコー検査、甲状腺エコー検査、唾液腺エコー検査などがあり、その検査方法によって調べられる病変も異なってきます。

どういったときに必要な検査なのか?

胃・腸管、肝臓、腎臓、膵臓、胆嚢、脾臓といった消化器を始め、腎臓、膀胱、生殖器などの内臓を見るときに利用されます。妊婦検診での胎児の観察や健康診断などのスクリーニング検査、緊急時にも用いられます。がんや結石などの診断にも有用で、その疑いがある場合にも受ける検査です。

腹部だけでなく造影エコーや乳腺のエラストグラフィー、頸動脈エコーによる動脈硬化検査といった、特殊な検査もできるようになりました。こちらでは乳癌の有無や動脈硬化の有無といったものも調べることができ、それらの疑いがある患者は、エコーを受けることがあります。

異常があるときに疑われる病気

超音波検査の結果から疑われる病気がいくつかあります。

その中からいくつかあげていきましょう。

  • 急性膵炎
  • 消化性潰瘍による穿孔
  • 急性胆嚢炎
  • 腸閉そく
  • 脂肪肝
  • 肝がん
  • ウイルス性肝炎
  • 肝腫瘍

など

ただし、すい臓は体内の深部にあるので超音波では病変が発見しにくい箇所でもあります。

検査を受ける際の注意点やアドバイスなど

検査を受けるに当たり注意したいことがあります。

  1. 腹部エコーを受ける場合、腹部内に空気が多く存在すると画像がよく見えません。食物が消化管内にあると空気が発生しやすいため検査前は絶食が望ましいです。食事をした後では検査できない場合があるので食事をしてしまった場合には、検査担当者に申し出が必要になります。
  2. 検査前日は消化管内をできるだけ空にしておいた方がよいという点で、油ものは消化に時間がかかり、残る可能性があるため、前日に摂取することは控えるようにしましょう。
  3. 膀胱を検査する場合は、尿がたまっているほうが詳しく観察できるので、検査前の排尿はできるだけ我慢するようにしましょう。
  4. 腹部を締め付けるようなもの(ガードル・ボディスーツ・コルセットなど)ははずす必要があります。検査が行いやすい服装が望ましいです。

異常が見つかったら?

超音検査で異常が見つかった場合は、MRI検査やCT検査といった画像検査による二次検査を実施します。二次検査では、超音波検査では見つけることができない深部について造影剤を使用して検査します。総合病院などの専門診療機関で詳細な検査を行う事もあります。治療方法については主治医と相談しましょう。