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水いぼの感染におけるプール遊びの注意点

更新日:2017/02/23 公開日:2016/03/23

水いぼのよくある疑問

水いぼの感染源としてプールが知られていますが、水いぼの感染はプールの水ではなく、皮膚が直接触れるビート板やタオルなどの共用が原因です。プールでの水いぼ感染について、ドクター監修の記事で詳しく説明します。

水いぼはなぜ、プールでうつるといわれるのでしょうか。

水いぼでプールに入ること自体は禁止されていない

水いぼは、接触によって感染します。そのため、学校保健安全法における「皮膚の学校感染症に関する統一見解」では、水いぼがある場合、肌が直接触れるタオルや水着、ビート板や浮き輪の共用を避けるように求めています。また、日本臨床皮膚科医会および日本小児皮膚科学会は「プールに関する委員会見解」を作成しています。この見解では、プールに入ることは問題ないとし、タオルや浮輪、ビート板の共用をできるだけ避け、プールの後はよく体を洗い流すこととしています。

これを受けて、水いぼがある場合にプールを禁止する幼稚園や保育は減ってきました。しかし、プールは肌が直に触れ合う機会が多く、感染リスクがゼロとは言えません。一律に禁止している施設もあるのが現状です。

ビート板など直接皮膚に触るものに要注意

プールの水は塩素消毒されているので、水の中にウイルスが存在できるという明確なデータはありません。しかし、水いぼが潰れたものに直接触れると、感染する可能性があります。プールで水いぼに感染した方は、腕の内側やわきなどへの発症が多くみられます。これは、ウイルスが付着した浮き輪やビート板が、直に接触する部位であるためです。水いぼは、プールの水が感染源ではありません。ビート板や浮き輪、タオルなどの共用をやめ、ウイルスに触れるリスクを減らしましょう。プールに入った後は、シャワーで肌をきれいに洗い流すことで感染を防ぐことができます。

水いぼ治療のすすめ

水いぼができている場合でも、プールに入ること自体は問題ありません。しかし、用具共用などによる感染の可能性があるため、プールの管理者の判断によっては入れないこともあります。ラッシュガードを着用すれば許可される施設もありますが、治療をした方が制限を気にせずにプールを利用できるでしょう。

水いぼの治療は、専用のピンセットで摘み取る方法が一般的で、痛みをともないます。半年から数年で免疫ができて自然治癒することから、苦痛を感じてまで治療するかどうかは、専門医師の間でも意見が分かれます。しかし、かきむしったりすると水いぼの数が増えてしまう可能性があります。数が少ないうちに取った方がよいでしょう。

水いぼを治療して楽しいプールの時間を

水いぼは、皮膚が伝染性軟属腫ウイルス(MCV)と呼ばれるウイルスに感染することで発症します。免疫の弱い幼稚園児から小学校低学年の子供に見られ、14日から50日の潜伏期間を経て、ブツブツとしたいぼのようなできものができます。水いぼを故意に触って破ってしまうと、中のウイルスが触れた手や周囲の皮膚にも広がってしまいます。通常、半年から2年ほどで自然治癒するとされています。しかし、かかりつけの医師に治療が必要だと判断された場合は、ピンセットによって患部をつまみ取ることもあります。水いぼの詳しい治療法については『水いぼはピンセットでとるって本当?水いぼの積極的治療法』をご覧ください。