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中性脂肪が気になる!病院は何科に行けばよい?

更新日:2018/06/22 公開日:2016/03/28

中性脂肪のよくある疑問

健康診断で、中性脂肪が高く治療が必要という結果が出た場合、病院に行かなければなりません。その場合、何科を選べばよいのでしょうか。中性脂肪が高い人を診てくれる病院の診療科と、その治療の流れをドクター監修の記事で解説します。

健康診断の血液検査の項目で「中性脂肪=TG(トリグリセリド)」の値が高く、診断結果が「要再検査」だった場合、何科に行けば診てもらえるのでしょうか。病院での診断、治療の流れについて説明します。

検査で中性脂肪が異常値に!何科を受診すればよいのか

検査で「TG(トリグリセリド)」の数値が高く、治療が必要な場合はまず内科に行きます。

それがなく「消化器内科」「循環器内科」「呼吸器内科」など、「内科」とつくような科が複数ある病院であれば「代謝科」か「一般内科」を受診しましょう。動脈硬化症との関連から循環器の病気を診ている先生に相談するのがよいでしょう。

まずは食事・日常生活の指導から

診察では、まずその人が抱えているリスクがどの程度かの評価を行ないます。年齢や性別、喫煙、病歴、血清コレステロール、血圧などによりいつくかのグループに分けられます。それらを踏まえた上で、生活習慣の改善などの治療がはじまります。

どの段階であっても、中性脂肪の目標値は150mg/dl未満、HDLコレステロール値は40mg/dl以上ですが、LDLコレステロール値はグループによって目標値が異なります。もっともリスクが高いグループでは、もっとも厳しい目標値である100mg/dl未満と設定されます。

生活習慣の改善メニューの例

  • 禁煙と、受動喫煙の回避
  • 食べ過ぎをやめ、体重を標準体重にする
  • 動物性脂肪の摂取を控え、魚介、大豆製品を摂取する
  • 野菜、フルーツ、精製していない米や小麦製品、海藻を摂取する
  • 塩分を控える(1日あたり6g未満)
  • アルコールの摂取を控える(1日あたり25g以下)
  • 有酸素運動を毎日30分以上行う

中性脂肪が高い、高トリグリセリド血症では、特に、糖質を多く含むお菓子や飲み物、炭水化物、アルコールの摂取を控えることと、n-3系多価不飽和脂肪酸(α-リノレン酸など)を含む魚類をたくさん食べることが奨められます。

運動は、中等度強度の有酸素運動を1日30分以上、できれば毎日続けます。中等度強度はたとえば、早歩きのウォーキングか、笑って走れる程度のジョギングなどが当てはまります。また、中等度強度運動時の心拍数=138-(年齢/2)という、心拍数で表す計算式もあります。

たとえば、年齢が40歳の人であれば、138-(40/2)=118、くらいの心拍数になる程度の運動です。ピンとこない場合は、スポーツセンターなど心拍数を測ることができるエアロバイクなどの機器で運動をしてみて、感覚をつかむといいでしょう。

効果が芳しくなければ薬物療法も併用

生活習慣の改善を試みても数値がよくならない場合、薬物療法を勧められることがあります。また、糖尿病などの持病がある場合は、早期に投薬が開始される可能性もあります。主にフィブラート系薬、ニコチン酸系製剤などが使用されます。

このように、中性脂肪が高い場合は内科で治療を行ないますが、投薬による治療の有無にかかわらず、生活習慣の改善は必要です。悪化する前に暴飲暴食を改め、軽症のうちに数値を改善できるよう心がけましょう。