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痩せているのに中性脂肪が高い!原因は?

更新日:2017/11/06 公開日:2016/03/28

中性脂肪のよくある疑問

中性脂肪値が高い方は、使いきれないエネルギーが、血中に脂肪として増えている状態で、往々にして太っています。なかには痩せ型でも中性脂肪が高い人がいます。原因や対処法をドクター監修の記事でご紹介します。

中性脂肪が高い=太っている、というイメージが一般的ですが、外見上は痩せ型なのに血液中の中性脂肪の値が高い方がいます。なぜそのようなことが起こるのでしょうか。

痩せているのに中性脂肪値が高い理由

痩せているのに中性脂肪値が高い理由は、下記のようにいつくかの理由が考えられます。

遺伝の影響がある

遺伝的に中性脂肪値が高くなる人がいます。そういった人たちは、ほんの少ししか脂質を摂取していなくても中性脂肪の値が上昇してしまいます。きちんとした食生活をしているのに、血液中の中性脂肪が高い方は、医師への相談が必要です[1]。

食事に糖質や脂質が多い

タンパク質をあまり食べずに、糖質や脂質ばかり食べていると、血液中の中性脂肪の値は高くなる可能性があります[2]。

別の病気が関連している

甲状腺機能低下症や腎不全を、糖尿病などを抱えていたり、女性ホルモンの薬を使っていたりすると、血液中の中性脂肪の値が高くなる場合があります。[1][2]。

内臓脂肪が溜まっている

エネルギーを過剰に摂取し続けていると、体内では脂肪組織に中性脂肪が蓄積します。そうすると、見た目はやせているにもかかわらず、内臓脂肪が蓄積した状態になることがあります。見た目では痩せている「隠れ肥満」といわれる人も、このタイプに含まれる可能性があるので、注意が必要です[3]。

体脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪の2種類があります。皮下脂肪とは、お尻や太もも、下腹部、二の腕などにつく脂肪です。女性に多くみられ、プロポーションの崩れのもととなるので嫌悪されがちですが、生活習慣病との直接的な関係は薄いといわれています。しかし多すぎると内臓を圧迫し、いろいろな問題を引き起こすことがあります。

それに対し内臓脂肪は、腸など内臓の周辺につく脂肪です。増えてくるとウエストのあたりが、ポッコリと出てきます。30歳以上の男性に多く、生活習慣病に深く関係する脂肪です。また内臓脂肪は、食習慣の改善や運動の効果が出やすいという特徴があります。その方法について見ていきましょう[3]。

内臓脂肪の落とし方:その1 食事編

食事の摂り方で内臓脂肪を減らすには、以下のような点に気をつけます[3]。

  • 食べ過ぎに気をつけて腹八分目に抑える
  • 野菜や豆類、きのこ類などの食物繊維を多くとる
  • 早食いをせず、ゆっくりよく噛んで食べる
  • 夜食を食べない
  • アルコールは控えめにする

過食をやめて総カロリーを抑えることが大切です。また、ゆっくりとよく噛んで食べることで、満腹感も得られます。さらに最近では、総カロリーよりも 糖質の総量で考える糖質制限が広まってきています。

内臓脂肪の落とし方:その2 運動編

運動も、内臓脂肪を減らすのに役立ちます。たとえば、ジョギングやウォーキング、水泳などの有酸素運動や、筋肉を増やして基礎代謝量を増やすなどの運動がおすすめです[3]。

きつい運動をしなければいけない、ということではなく、有酸素運動なら、1回につき10分程度を1日数回行なう程度で構いません。また、筋肉を増やすといってもアスリートが行うような器具を使う運動などでなく、テレビを見ながらの腹筋や、浅めの屈伸運動のくり返しでもよいのです。

参考文献

  1. [1]デニス・L・カスパーほか編. ハリソン内科学 第5版. メディカル・サイエンス・インターナショナル. 2016; 2498-2499, 2510-2511
  2. [2]MedlinePlus. "Triglyceride level" NIH. https://medlineplus.gov/ency/article/003493.htm (参照2017-10-27)
  3. [3]AHA. “Triglycerides: Frequently Asked Questions” AHA. http://my.americanheart.org/idc/groups/ahamah-public/@wcm/@sop/@smd/documents/downloadable/ucm_425988.pdf (参照2017-10-27)

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