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嫌われ役の中性脂肪の役割とは?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/03/28

中性脂肪のよくある疑問

肥満の代名詞でもあり、ネガティブなイメージで何かと嫌われ役の中性脂肪ですが、ヒトの生命と健康の維持に欠かせない役割をはたしています。中性脂肪がどのような役割を担っているのか、ドクター監修の記事で解説します。

何かと嫌われ役の中性脂肪ですが、人が生きていくために必要なもので、重要な役割を担っています。その重要な役割とはどのようなものかを見ていきましょう。

中性脂肪は体内でどのような働きをしているのか

動脈硬化リスクやメタボの原因として悪いイメージを持たれる中性脂肪ですが、以下のように重要な役割を持っています。

貯蔵庫としてエネルギーを蓄える

体が活動するエネルギー源として、最初に血液中の糖が使われます。しかし、糖を使い切ってしまうと、次に血中の中性脂肪がその代替となるのです。

断熱材となって体温を保つ

気温が低い環境にあっても体を保温し、体温を一定に保ちます。

クッション材となり衝撃から守る

中性脂肪は内臓・皮下脂肪の元になる物質でもあります。外部からの衝撃を受けたときにクッションとなり、骨や内臓など、大切な組織に傷が及ばないようにします。

中性脂肪の数値は低すぎるのも問題

中性脂肪値は低すぎるのも問題になります。正常値は30~149mg/dlであるため、大幅に上回る場合を異常値と呼びますが、29mg/dl以下も異常値となります。中性脂肪は変動が大きいものなので、少し低いくらいであれば様子を見ることになりますが、30mg/dlをはるかに下回るのは危険です。

中性脂肪は体が活動するためのエネルギー源であり、低すぎは元気がなかったり、疲れていたり、ということになります。以下のような原因が考えられます。

  • ダイエットなどによる栄養失調
  • 病気(甲状腺機能亢進症や肝機能障害など)
  • 生まれつきの体質(遺伝など)

ダイエット目的で皮下脂肪を減らすことが行きすぎれば、ストックしておくべきエネルギーまで不足し、慢性的な易疲労感(疲れやすさ)の原因になります。肌の乾燥をはじめとする肌トラブルも増え、本来の「きれいになりたい」という目標からかえって遠ざかる事態になりかねません。

このように、中性脂肪は、健康維持に欠かせない役割を果たしています。高すぎは生活習慣病のもとになるので気をつけなければいけませんが、低すぎもまた問題であることを知っておきましょう。

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