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薬の副作用が起こる原因と副作用の症状

更新日:2016/12/09 公開日:2016/04/19

薬を使用する際の注意点

薬が治療にとって有益な方向に作用するのが主作用、不利益な方向に作用するのが副作用です。ここでは、具体的な副作用の症状や、副作用が起こる原因について、ドクター監修のもと詳しく解説します。

薬の使用による副作用はなぜ起こるのでしょうか。副作用が起こるメカニズムや副作用でよく見られる症状を解説します。

薬の副作用とは

薬を使用した際に、薬の効果とは別の症状が出てしまうのが副作用です。

薬が体内に入ると、薬が作用するメカニズムにしたがって体の中で変化が起こってきます。痛み止め(消炎鎮痛薬)であれば、痛みの症状が起きるポイントや経路に薬が作用することで痛みの症状が抑えられます。このような薬の主目的な薬理作用を「主作用」というのに対し、主目的以外の好まざる作用や予期せぬ不都合な作用を「副作用」といいます。

副作用は有害反応とも呼ばれ、副作用の頻度や程度、種類が薬の安全性の指標になります。

副作用が起こる原因

薬の多くは、ひとつだけでなく複数の作用を持ち合わせています。そのため、治療の目的と異なる効果が出てしまうことがあります。また、薬が体内で代謝される際に出される物質がもつなんらかの作用によって起こることもあります。

副作用が起こる原因となるものには、以下のようなものがあります。

薬の性質によるもの

前述したような、薬がもつ作用によって目的とは違う効果が出てしまうことがあります。

薬の使用法によるもの

服用する量や時間といった薬の使用法を誤ると、薬が効きすぎるなどで副作用が起こることがあります。

患者さんの体質や体調によるもの

卵アレルギーなど、患者さんがもつアレルギーによって副作用が出てしまうことがあります。また、体調が悪いと薬の影響を受けやすい場合があります。

飲み合わせ・食べ合わせによるもの

併用している薬の影響や食べ物との組み合わせで副作用が出る場合があります。

副作用のさまざまな症状

副作用で起こる症状は実にさまざまです。ここでは、特によく見られる症状を紹介します。

下痢・便秘

内服薬での副作用で多いのが下痢や便秘といった消化器症状です。薬を溶かし、吸収するのが胃や小腸なので、どうしても消化器に影響が出やすくなります。

眠気

抗ヒスタミン薬やかぜ薬の中には眠気を引き起こすものもあります。車の運転や危険な作業を行う前の服用には注意が必要です。

発疹

薬の副作用として現れる発疹は「薬疹」とも呼ばれます。薬を服用してから発疹が現れるまでの時間にはかなりの幅がありますが、服用から数日後に起こることもあるため、心当たりがある場合は医師や薬剤師に相談しましょう。

かゆみ

薬に対して皮膚の免疫機能が反応し、かゆみが起こることがあります。かゆみがひどく眠れないなどといった場合は、早めに医師や薬剤師に相談しましょう。

胃の痛み

抗生物質や解熱剤では、胃痛など胃の不快感が副作用として出ることがあります。このような薬には、胃の粘膜を守る薬が併せて処方されることもあります。

アナフィラキシーショック

強い副作用としては、薬に対するアレルギー反応の「アナフィラキシーショック」があります。呼吸困難など、命に関わる症状が出ることもあります。アナフィラキシーショックの症状が見られたら、すぐに受診しましょう。