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飲み合わせに注意!薬の併用で起こるリスク

更新日:2016/12/16 公開日:2016/04/19

薬を使用する際の注意点

薬は、飲み合わせによってその効果が左右されたり、場合によっては危険な状態になることもあります。ここでは、ドクター監修のもと、薬と薬を併用する際の注意点や、併用で起こりうるリスクについて解説します。

薬の飲み合わせによって起こりうるリスクにはどのようなものがあるのか解説します。

薬の飲み合わせで起こるリスクとは

個別で飲めば問題のない薬でも、別の薬といっしょに飲むことでよくない影響が出る場合があります。こういった飲み合わせによる影響を「相互作用」と言います。

相互作用としては、主に以下のようなものがあります。

薬の吸収・分布・代謝の邪魔をする

薬は体に入る(吸収)とその一部が肝臓で分解され(代謝)、その残りが目的の場所で作用し(分布)、その後体外に排出されますが、この過程で薬同士が目的の作用を邪魔してしまうことがあります。

薬の効果が強く出すぎる

同じ有効成分が含まれる薬を併せて飲むと、薬の作用が強くなり、副作用も起こりやすくなることがあります。また、有効成分自体は違うものでも、同じ作用をもつもの同士であれば同じく作用が強くなり、思わぬ影響が出ることがあります。

互いの効果を妨げてしまう

飲み合わせによって効果が強く出てしまう場合とは逆に、互いの効果を弱めてしまう飲み合わせもあります。

相互作用を起こすことのある薬の飲み合わせの例

制酸薬とニューキノロン系の抗菌薬

胃腸薬の一種である「制酸薬」に含まれるミネラルがニューキノロン系の抗菌薬にくっついて、腸からの吸収を邪魔してしまいます。

ワルファリンを含む抗凝固薬とアスピリンを含む解熱鎮痛薬

抗凝固薬とは血液を固まりにくくする薬の一種。血液を固まりにくくする作用をもつワルファリンが含まれている抗凝固薬と、同じく血液を固まりにくくする「アスピリン」を含む解熱鎮痛剤を併せて飲むとすると、効果が強くなりすぎて出血が止まらない、といったことが起こる可能性があります。

ワルファリンを含む高血圧の薬と解熱鎮痛薬

ワルファリンには血管を拡げ血圧を下げる作用があります。一方の解熱鎮痛薬は、血管が拡がるのを妨げる作用があります。そのため、このふたつを併せて飲むとお互いの効果を打ち消し合ってしまいます。

サプリメントでも相互作用が起こることがある

サプリメントは薬ではありませんが、日常の食品と比べると濃縮された成分が含まれていることがあります。それにより、サプリメントでも薬との飲み合わせによっては相互作用を起こすことがあります。

例えば、がんにともなううつ症状のサプリメントとして知られるセントジョンズワート(西洋オトギリソウ)が、ある種の抗がん剤の作用を弱めることが日本の学術団体などにより指摘されています。

相互作用を防ぐために

持病の薬など、自分が普段服用している薬があれば、それが処方薬か市販薬かに限らず医師や薬剤師に伝えましょう。一時的に病気にかかっており薬を飲んでいる場合も同様です。愛用しているサプリメントなどもあれば、その情報も伝えましょう。

自分が服用している薬の情報を一括にまとめられる「お薬手帳」も役に立ちます。お薬手帳は調剤薬局でもらうことができます。