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アロエは傷跡を薄くしてくれるの?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/05/20

アロエは傷跡を薄くしたり目立たなくするうえで有効なのでしょうか。

アロエには傷跡を目立たなくさせる効果もある?

ケガをした際、どうやって傷は傷跡になるのでしょうか。

傷ができて出血すると、血液中の血小板によって血液が固まるようなメカニズムが発現します。同時にその周囲には炎症が起きて、血液中の成分が傷口に集まり、炎症を抑えたり、マクロファージという貪食細胞が、傷んで死滅した細胞を取り込んだりします。その後、しだいに線維芽細胞が作るコラーゲンなどによって修復が進み、安定した傷跡となるのです。

瘢痕組織(傷跡)のコラーゲンの配列は不規則で、元に戻ることはありません。瘢痕組織が表皮を通して見えるため、でき上がった傷跡をすっかりなくすことはできないのです。スカーレスヒーリングといって、薄く目立たない傷跡にするためには、正しい治療を行って、傷を早く治すことが重要だということがわかっています。

海外のラットを使った実験で、アロエを塗った場合には、乾燥甲状腺製剤やスルファジアジン銀と比べて、傷つけた14日後の傷の治りが早かったという報告があります。また、他の動物実験でも、アロエを塗った場合は、なにも塗らない場合と比べて炎症が抑えられ、傷が小さく再生された傷跡がきれいであったと報告されています。

切り傷・擦り傷にもアロエ

アロエは民間療法として、古くから切り傷や擦り傷に使用されてきました。アロエの成分の抗菌作用や消炎作用が明らかになり、ケープアロエという種類のアロエの葉の液汁を、煮詰めて乾燥させた塊から作る軟膏は、医薬品として、火傷や擦り傷、切り傷、打ち身、痔、ひび、あかぎれ、しもやけなどの効能・効果で認められています。

アロエの様な植物由来の物は、多数の成分が複合的に作用して効果をあらわしますが、アロエの最近の研究では、表皮のターンオーバーを促す作用や、皮膚の細胞同士を強く結びつけて整った肌に導く作用が明らかになっています。傷跡に対しても少しでも薄くする効果に期待したいものです。

傷口にアロエを使用する場合は…

家庭で栽培しているキダチアロエは、生の葉のゼリー状の部分を切って、傷口ややけどに貼る方法が、昔から行われてきました。ただし、不潔になりやすく感染症を引き起こす可能性もあるので、使う場合にはアロエに熱湯をかけて消毒することをおすすめします。

ちょっとした切り傷や擦り傷などの場合は、傷口を十分水洗いして消毒した後、アロエエキス配合の塗り薬を塗るとよいでしょう。

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