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大人になって再発するアトピー性皮膚炎の原因

更新日:2017/04/14 公開日:2016/05/20

大人のアトピーの原因を見ていきましょう。

大人アトピーとは

「アトピー性皮膚炎」というと、乳幼児期に発症し10代前半頃までには、自然に治ることが多い病気でした。しかし、最近では大人になってから再発する方が増えてきています。しかも、大人の場合は子供よりも症状が強く、治りにくいことが多いといわれています。また、子供の頃のアトピーが再発しているケースが多いのですが、大人になってから突然発症するというケースもまれにあるようです。

大人のアトピー性皮膚炎の特徴

体のさまざまなところに、かゆみをともなう湿疹ができるのがアトピー性皮膚炎の主たる特徴です。その症状は皮膚が水分の少ない乾燥状態になるものから、フケのように表面がかさかさになって落ちるもの(鱗屑:りんせつ)、かきむしった後にかさぶた状になったもの(痂皮:かひ)、赤い腫れ(紅斑:こうはん)やぶつぶつとした盛り上がり(丘疹:きゅうしん)、じくじくとただれたびらん状のものまでさまざまで、左右対称に現れることが多く、現れる部位は年代によってやや異なります。

特に思春期や成人以降は顔を含む上半身に湿疹が見られることが多く、顔や首、胸、背中など、手が届きやすく、くりかえしかきむしってしまう部分にできやすい傾向があります。

大人アトピーの原因:アトピー素因を持つ人が多い

アトピー性皮膚炎は、よくなったり悪くなったりをくりかえす、かゆみのある湿疹が現れる病気で、多くの場合は、「アトピー素因」というアレルギー体質を持っています。

私たちの体には、免疫システムが備わっていますが、アレルギー体質の人は、この免疫システムが必要以上に働いてしまいます。そのため、本来であれば退治する必要のないものまで過剰に退治しようとし、アレルギー反応(炎症)が起こってしまうのです。

大人アトピーの原因:素因を持っていなくても発症する

アトピー素因を持っている人が必ずアトピー性皮膚炎を発症するというわけではありません。また、アトピー素因を持っていないにもかかわらず、アトピー性皮膚炎を発症する人もいます。この病気は「多因子性」の病気で、アトピー素因の他にも、皮膚のバリア機能が低下して炎症が起きやすい体質、ダニやハウスダストなどといったアレルゲンとの接触、汗、衣類の摩擦などの刺激、ストレス、寝不足、過労など、さまざまな要因が複雑に絡み合うことで引き起こされるからです。

このため、大人になってから再発する原因も、環境、食生活、生活リズムの変化、睡眠不足やストレスが続いたこと、妊娠や出産によるホルモンバランスの崩れなど、さまざまな例があり、原因を特定するのは、簡単ではありません。

大人アトピーの診断や治療

アトピー性皮膚炎の治療においてはまず、症状の程度を的確に評価する必要があります。そのため、皮膚の湿疹の性状や炎症の強さ、湿疹が見られる面積などを総合的に見て、軽症から最重症まで4段階で評価する「重症度のめやす(厚生労働科学研究による治療ガイドライン)」などが用いられます。

アトピー性皮膚炎と診断された場合、「悪化した原因の検索や対策」「スキンケア」「薬物による治療」の3点を基本に、それぞれの症状に応じた適切な治療が行われます。なかでも炎症を抑えるための薬物療法には、ステロイド外用薬やカルシニューリン阻害外用薬、非ステロイド系消炎外用薬などが用いられます。

大人のアトピー性皮膚炎の治療法について詳しくは、『大人のアトピー性皮膚炎は、どんな治療が必要?』もあわせてご覧ください。

もしやと思ったら、まずは様子をみてみる

肌が急に乾燥して荒れやすくなったり、今まで使っていた化粧品が急にシミたり、かぶれたりするようになると、「アトピーかも?」と思う人もいるかもしれません。しかし、体調や環境の変化などによって、一時的に肌が敏感になっている可能性もあります。

敏感肌は多くの場合、肌が乾燥してバリア機能が低下し、刺激を受けやすい状態になっています。バリア機能の回復には、保湿が重要ですが、あれこれ化粧品を使うと、かえって肌を刺激してしまう可能性があります。まずは、低刺激の化粧品に変え、シンプルなスキンケアを心がけましょう。そして、肌の抵抗力を高めるために、しっかりと睡眠をとることも大切です。そして、こうしたセルフケアを続けても、肌の状態が改善されない場合は、皮膚科を受診するようにしましょう。

ただし、皮膚のザラつき、赤み、かゆみなどといった症状が強く、最初から「明らかにおかしい」と感じたときは、セルフケアだけでどうにかしようとせず、すぐに皮膚科を受診することが大切です。

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