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唇(リップ)のヒアルロン酸注射の効果と美容治療のリスク

更新日:2017/12/11 公開日:2016/05/20

唇へのヒアルロン酸注入の効果と注意点を見ていきましょう。

唇のヒアルロン酸注射の効果とは

ヒアルロン酸は目や関節、皮膚などの組織、細胞の隙間を満たしているムコ多糖類です。合成したヒアルロン酸製剤を、ボリュームを出したい部位に直接注射器で注入すると、自然なハリとふくらみを得ることができ、美容皮膚科・美容外科でポピュラーな施術法のひとつとなっています。

特に、唇へのヒアルロン酸注入は、加齢により「唇のハリがなくなってきた」「口紅がにじむ」と悩む方や唇をぽってりとボリュームアップさせたいと望む女性に人気のある施術です。

唇へのヒアルロン酸注入のメリットとデメリット

メリット:施術後の腫れや痛みがほとんどない

ヒアルロン酸は、もともと体の中で作られている成分のため、体内に注入してもアレルギーの心配はほとんどありません。施術後の腫れや痛みを感じることもほとんどなく、周囲に気づかれずに、自然に近い理想の唇を作りだすことができます。

また、ヒアルロン酸は保湿効果が非常に高いので、唇が乾燥せずにずっとうるおっている実感も得られるという利点もあります。特に唇の縦じわが気になる方や、唇が薄い方などにおすすめで、ヒアルロン酸注入によってふっくらとしたうるおいのある女性らしい唇が実現できます。

デメリット:術後の腫れ・内出血があることも

唇へのヒアルロン酸注入は、徐々に体内に成分が吸収されていくため、年月が経つに連れて唇はもとの形へ戻ってしまいます。そのため、唇の厚みをキープし続けるためには、定期的に施術を受ける必要があります。

また、施術による副作用を引き起こす可能性がないとは言い切れません。唇には、数多くの細い血管が通っているため、ヒアルロン酸を注射した部分に内出血を起こすケースがあるのです。この唇の内出血は、通常1週間程度で自然に消えていきます。

くわえて、いきなり大量にヒアルロン酸を唇に注入すると、唇が大きくなりすぎて、いわゆるたらこ唇になってしまう可能性もあります。必ず信頼できるクリニックで、自分に合った注入量、回数、施術内容などをしっかり相談することが大切です。

ヒアルロン酸注射の美容治療の流れ

唇へのヒアルロン酸注入では、まず、クリームやテープで唇に麻酔をし、極細針の注射器を使って、ヒアルロン酸を数か所から注入していきます。施術時間は10分ほどで、その後、腫れを防ぐために、5〜10分ほど、氷のうや保冷剤などを使って冷やします。

唇は感覚神経が多く、痛みを感じやすい部位ですが、注入後に痛みが続くことはほとんどありません。軽い刺激で腫れやすい部位なので、施術後は針の刺激で、少し腫れます。ヒアルロン酸が入ることで感じる違和感は、通常1週間から1か月ほどで気にならなくなります。注入部位を避ければメイクをして帰宅でき、施術当日から洗顔やシャワー、シャンプー、食事、接触などの制限はありません。

ヒアルロン酸注射によるリスク

人体にとって安全だといわれているヒアルロン酸において、施術時のほとんどのトラブルは、ドクターの技術不足による失敗からくるものです。問題なく注入可能で、かつ効果が得られる部位を医学的にきちんと判断し、施術する必要があります。

唇にヒアルロン酸注入をすると、注射針が毛細血管にあたってしまうことで内出血が生じる場合があります。また、唇の皮膚が少し伸びるので赤く見えます。注入された刺激に対する一過性の腫れ、ヒアルロン酸が吸水することによる硬さが現れることもあります。これらの症状は、時間の経過とともに解消されていくので、1~2週間もすれば治まります。

一番怖いのは、血管にヒアルロン酸が入り、血流障害が生じることです。非常にまれなケースとして、血液の流れを止めてしまう血管塞栓ができることによって、皮膚が壊死してしまうことがあります。ヒアルロン酸は、注入をくりかえすことによって、体内に吸収されずにしこりが残ってしまうケースもあるため、何度も注入を行っている方はとくに注意が必要です。

このようなリスクを避けるため、ヒアルロン酸注入に精通し熟練した医師の施術を受けることが大切です。

ヒアルロン酸注射によるのリスクについては、『リスクを理解してから受けよう!ヒアルロン酸注射の副作用』の記事をご覧ください。

施術後の持続期間と注意点

血行がよくなると、後から内出血が生じる場合があります。そのため施術当日は入浴(シャワーなら問題ありません)、飲酒、激しい運動を控えましょう。

また、注入部位のマッサージは腫れや注入したヒアルロン酸が移動する原因になるので、施術後1週間は控えることをおすすめします。

注入したヒアルロン酸は、徐々に分解、吸収されてきます。そのため、ヒアルロン酸注入の持続期間は薬剤の種類や個人差もありますが、おおよそ半年から1年程度となっています。効果を持続させるには定期的な注入が必要です。くりかえすことで、コラーゲン線維が新生し、注入間隔が長くなることが多いようです。

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