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淋病の治療はどのように行うのか

更新日:2016/12/09 公開日:2016/05/20

淋病の検査・治療法

淋病の治療は、一般的には1回の抗生剤治療で完治が可能です。ただし、性行為による性感染症であるため、パートナーと一緒に治療しなければ意味がありません。淋病治療はどのように行うのか、注意点などについて、ドクター監修のもと解説します。

淋病は完治可能な性感染症ですが、条件があります。再感染のリスクなどを考慮して治療を受けましょう。

淋病治療の原則は、パートナーと一緒に行うこと

淋病は、セックスやオーラルセックス、アナルセックスなどの性行為によって感染する性感染症です。一人が感染すればパートナーも感染している可能性が高く、検査や治療は二人同時に行うことが原則です。

ところが、女性の淋病での受診率は、男性の1/3~1/4と低いのが現状。男性は、排尿時の尿道の痛みに耐えかねて受診しますが、女性は無症状なことがほとんどなので、淋菌に感染していることを知らないまま過ごしている可能性も推測されます。

パートナーが保菌している状態では、せっかく治療で完治できても、性行為によって感染をくりかえすピンポン感染を起こしてしまいます。淋菌が治療薬に対して次々と耐性をもってしまう現状では、再感染したときは薬が効かず、完治が不可能になる可能性もあります。必ずパートナーと一緒に、少しでも早く治療を開始しましょう。

また、淋病の感染が認められる患者の2~3割にクラミジア感染も認めますので、同時にクラミジアの検査も行い、治療にあたることが大切です。

抗生剤での治療が基本

尿道炎や子宮頚管炎は1回で完治する

以前は、ペニシリンが淋病の特効薬として使用されていましたが、淋菌の耐性化が進み、今では効果が得られません。2016年5月現在、保険適応の有効な抗生剤はセフトリアキソン、セフォジジム、スペクチノマイシンの三つ。

尿道炎や子宮頚管炎の症状であれば、通常は単回投与(1回だけの投与)で完治します。

咽頭感染の治療の注意点

淋病の性器感染が認められた患者の約3割に咽頭感染も認められますが、咽頭の治療にはさらに注意が必要です。性器感染で有効とされるスペクチノマイシンは、咽頭においては効果がありません。セフトリアキソンを使用するのが好ましいとされていますが、やむをえずセフォジジムを使用するときは、複数回にわたる投与が必要です。

治療後の再検査

男女ともに、再検査によって確実に完治を見届けるようにしましょう。また、症状の改善と淋菌の消失は必ずしも一致しません。再検査にて治癒を確認しておかないと、治癒していない場合、知らずに進行していたり、他の人にうつしたりするので注意が必要です。