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切らない眼瞼下垂手術のメリット・デメリット

更新日:2017/02/28 公開日:2016/05/20

眼瞼下垂のよくある疑問

眼瞼下垂(がんけんかすい)の手術には、まぶたを切開しなくてもよい方法があります。ここではドクター監修の記事で、まぶたを切らずに眼瞼下垂の手術を行う「埋没式挙筋短縮法」のメリットとデメリットについて解説します。

眼瞼下垂(がんけんかすい)を治すにはまぶたや眉毛の下を切り開いて、皮膚や腱をつなぎなおすというのが一般的です。しかし、「切らない手術」を受けることもできます。切らない眼瞼下垂手術には多くのメリットもありますがデメリットも発生するので、この記事を参考にして理解を深めてください。

眼瞼下垂とは

まぶたが垂れ下がり開きにくくなり、物が見えにくい状態になることを「眼瞼下垂」と言います。赤ちゃんから高齢者まで、広い層にみられる症状です。さまざまな原因があるとされていますが、まぶたを動かす筋肉や神経に異常が起こることで発症すると考えられています。大きく「先天性眼瞼下垂」「後天性の眼瞼下垂」「外傷や病気が原因の眼瞼下垂」に分類されます。

眼瞼下垂の治療について

先天性眼瞼下垂は、主に挙筋短縮術(きょきんたんしゅくじゅつ)と筋膜吊り上げ術で治療が行われることが多いです。

今回紹介する「切らない眼瞼下垂手術」は、後天性眼瞼下垂の治療で用いられる術式になります。

眼瞼下垂の治療について、もっと詳しく知りたい人は『眼瞼下垂の治療法』の記事でさらに詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

切らない眼瞼下垂手術「埋没式挙筋短縮法」

眼瞼下垂の治療は、垂れ下がった皮膚や腱の余分なところを切除して縮める手術が一般的ですが、切らなくてもよい手術も存在します。それは「埋没式挙筋短縮法」と呼ばれる方法で、まぶたを引き上げる眼瞼挙筋(がんけんきょきん)を糸で結んでまぶたを引き上げる手術です。

切らない眼瞼下垂手術のメリットとは?

この埋没式挙筋短縮法には、次のようなメリットがあります。

手術時間が短い

切開しないので、片眼につき約20分程度と手術時間が短くてすみます。

痛みが少ない

皮膚を切らないので、その分痛みも少なくなります。

傷が残らず、内出血や腫れも少ない

切開による手術では、通常2~3週間ほど手術跡が目立ったり、手術直後には内出血や腫れにも悩まされたりします。しかし、埋没式挙筋短縮法では、手術直後から気軽に外出することや化粧をすることができます。

手術後でも元に戻せる

切除するわけではなく糸で結んであるだけなので、仕上がりに不具合が出たり気に入らなかったりすれば元に戻すことができます。

切開式より手軽だが、効果が不完全になってしまうケースも

手軽で簡単な反面、切開式と比べて次のようなデメリットがあります。

効果が不完全

眼瞼挙筋を結んでもほとんど効果がみられず、開き具合に変化がないことがあります。

結んだ部分が緩んで元に戻りやすい

時間が経つにつれ、結んでいた糸が緩んで最初の状態に戻りやすくなります。

細かい調節ができない

仕上げに際して、細かく調整ができないため、結果的に左右のまぶたの仕上がりに差が出てしまうことがあります。

メリットとデメリットを理解したうえで、手術に望みましょう

切らない眼瞼下垂手術は、痛みや傷をともなわずに術後のダウンタイムも軽く手軽に受けることができますが、長期的な効果が得られないという一面があることも理解しておきましょう。また、クリニックによっても施術の方法が異なることもありますので、希望する場合は医師の説明をしっかり求め、納得してから手術を受けるようにしてください。