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耳管狭窄症の原因って?

更新日:2017/04/10 公開日:2016/06/25

耳管狭窄症

耳管狭窄症(じかんきょうさくしょう)の主な原因は、耳管炎や耳管炎以外の耳管の病変、耳管周辺の組織の病変などだと考えられています。ドクター監修のもと、耳管狭窄症が引き起される原因について詳しく解説します。

耳管狭窄症(じかんきょうさくしょう)は、耳管が炎症などで狭くなることで、耳のつまった感じや自分の声が耳の中で響くようになってしまう病気です。耳管狭窄症を引き起こす原因についてみていきます。

耳管とは

耳管とは、中耳と上咽頭をつないでいる管のことです。耳腔と外気の圧力のバランスをとる「換気機能」、浸出液などの液体を中耳から鼻へと送り排出する「排泄機能」、鼻から入ろうとする細菌やウイルスなどから中耳を防御したり、自分の声や呼吸が中耳に入らないようにする「防御機能」の3つの機能により、中耳機能に異常が起こらないようにする働き担う器官です。

耳管狭窄症について

耳管狭窄症は、耳管に備わっている機能のひとつ「換気機能」が低下することで起こると考えられている病気です。乳幼児や高齢者に多いとされ、耳がつまったように感じる「耳閉感(じへいかん)」や自分の発した声が耳で響いてしまう「自声強聴(じせいきょうちょう)」という症状が起こります。

耳管狭窄症の症状については『耳管狭窄症の症状』の記事で詳しく説明しています。

耳管狭窄症の原因(1)耳管炎

耳管炎というのは、風邪やアレルギーによる鼻炎をはじめ、副鼻腔炎、上咽頭炎、扁桃炎といった鼻やのどの炎症が引き金となって起こる病気です。耳管炎によって鼻側にある耳管の開口部がむくんで塞がってしまうことが原因で、耳管狭窄症が起こると考えられています。

耳管狭窄症の原因(2)耳管炎以外の耳管の病変

耳管の筋肉が十分に機能しなかったり、萎縮してしまったりすることで耳管狭窄症を引き起こします。高齢者に多いとされる要因です。また、耳管軟骨が硬化することも耳管狭窄症を引き起こすことがあります。

耳管狭窄症の原因(3)耳管周囲の組織の病変

耳管自体の病変だけでなく、その周辺組織の病変でも耳管狭窄症は発症することがあります。耳管扁桃が腫れる、またはアデノイドが増大する場合、さらには「上咽頭腫瘍(上咽頭癌)」や鼻茸(はなたけ)の一種である「上顎洞性後鼻孔(じょうがくどうせいこうびこう)ポリープ」といった疾患などが原因となります。このような病変が耳管の開口部あたりで広がりや圧迫を促し、耳管狭窄症につながるとされています。

耳管狭窄症の原因(4)子供の口蓋裂(こうがいれつ)

口蓋裂のある子供は、耳管を開くための筋肉がもともと弱いため、耳管狭窄症になりやすいと考えられています。

鼻をかまずにすすってしまう子供も注意

鼻をかまずにすすってしまう癖があると、上咽頭が陰圧(耳の中の圧力が外より低くなる)状態になり、耳管狭窄症を発症しやすくなります。鼻すすりはウイルスや細菌による炎症を引き起こしたり、鼓膜に不要な負担をかけたりすることになりますので、鼻すすりが癖になってしまっている子どもに対しては、鼻をすすることを止めるように促しましょう。