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耳管狭窄症の症状

更新日:2016/12/09 公開日:2016/06/25

耳管狭窄症

耳管狭窄症(じかんきょうさくしょう)の症状は、主に耳閉感、自声強聴、難聴です。耳が詰まったような感じがあり、自分の声が耳に響いて会話が聞こえにくいなどの難聴傾向に気づいたら、それは耳管狭窄症を発症しているかもしれません。

耳管狭窄症にかかると、耳が詰まったような感じがして、唾を飲みこむ、または耳抜きをするなどの対処を施しても効果がないといった状態になります。登山中や、飛行機またはエレベーターに乗っているときなど、耳に違和感が生じてなかなか消えないという経験をした人は耳管狭窄症を疑う必要があります。ここでは耳管狭窄症の主な症状と、診断の目安について解説します。

耳管狭窄症の自覚症状

耳管狭窄症の主な自覚症状は「耳閉感(じへいかん)」や「自声強聴(じせいきょうちょう)」、「難聴」が挙げられます。耳閉感とは、よく耳がボワッとする、または耳が詰まっているように感じるなどの表現をされることがあります。

たとえば、次のようなシチュエーションで感じることが多いようです。

  • 高い山に登ったとき
  • 新幹線や電車に乗ってトンネルを通過するとき
  • 飛行機やエレベーターに乗っているとき
  • スキューバダイビングで耳抜きがうまくできないとき

通常は、このようなとき唾を飲み込んだりあくびをしたりすることで、私たちは無意識に耳管を通じて中耳と外気の圧力を調整しています。しかし、それでも耳の違和感が解消されずにずっと続く場合は、耳管狭窄症を発症している可能性があります。

また、自分の声が耳の中で響いて聞こえる症状を自声強聴といい、自分自身の呼吸の音がゴーゴーと絶えず聞こえるという症状もよく知られています。この自声強聴や耳鳴り、さらには耳管の詰まりによって鼓膜の動きが制限されて起こる軽度の難聴も耳管狭窄症の症状として挙げられます。

耳管狭窄症にかかると鼓膜に変化が起こる

耳管狭窄症を発症しているかどうかは、鼓膜を診ることで判断できます。耳管から中耳にうまく空気を送り込むことができないと、中耳の粘膜から少しずつ空気が吸収され、鼓膜が内側に凹んだ状態になります。そのため、鼓膜の動きが悪くなります。慢性的に鼓膜が凹んだ状態が続いたり、さらに陰圧がかかったりすると、内耳の粘膜に浸出(しんしゅつ)液がにじみ出て水や膿がたまり、滲出性中耳炎を引き起こします。

耳管狭窄症は、耳閉感や難聴などのつらい症状を引き起こすだけでなく、悪化すると滲出性中耳炎の原因にもなりかねない病気なのです。