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尿道炎は性行為が主な原因!?感染経路について

更新日:2017/02/09 公開日:2016/06/24

尿道炎の基礎知識

尿道炎は主に淋菌やクラミジアなどに感染することが原因で起こります。尿道炎の症状や特徴、具体的な細菌の感染経路はどのようなものか、潜伏期間や治療の注意点など、ドクター監修のもと詳しく解説していきます。

排尿痛などのつらい症状を引き起こすこともある尿道炎。尿道炎を引き起こす原因菌や、その原因菌に感染した経路などを解説します。

尿道炎とは

原因菌の種類から、尿道炎は「淋菌性尿道炎」と「非淋菌性尿道炎」に分けられます。

淋菌性尿道炎は、淋菌の感染によって起こります。非淋菌性尿道炎は、クラミジアなどの淋菌以外の感染によって起こる尿道炎です。

淋菌性尿道炎は短期間(約2~7日間)で発症し、自覚症状がはっきりしているため、自覚しやすいという特徴があります。非淋菌性尿道炎は、潜伏期間が長く(約1~3週間)自覚症状が出にくいことが特徴です。非淋菌性尿道炎は、感染したことに気づかず、感染を広げてしまう可能性があるため注意が必要です。

症状

淋菌性尿道炎は、白色もしくは黄色の膿(うみ)が出て、排尿痛や尿道の腫れ・発赤などの症状が現れます。前述したように自覚症状が強く出ることが特徴です。

淋菌性尿道炎になると、かゆみや軽度の排尿痛が現れます。分泌液はさらさらで無色透明ですが、乾くと黄色くなります。

尿道炎の原因は細菌感染

淋菌・クラミジアが主な原因菌

尿道炎は、尿路の出口である尿道に細菌が感染することで起こります。

尿道炎を引き起こす原因菌としては特に淋菌とクラミジアが大きな割合を占めています。もっとも多いのは淋菌で、およそ4割を占めます。次いで多い原因がクラミジアでおよそ3割、残り3割はそれ以外の細菌、となっています。

尿道の入り口から感染する

尿道炎の原因となる細菌は、身体に付着しただけでは感染しません。尿道の入り口から入り込むことで初めて感染を引き起こします。

主な感染経路は性行為

性行為で感染するが尿道炎=性感染症ではない

尿道炎の原因菌の感染経路は性行為がほとんどです。性行為を行うことで、尿道に菌が入り感染して尿道炎となります。オーラルセックスにより、のどにいた細菌が尿道に付着することもあります。

一度の性行為で必ず感染するというわけではありませんが、他の病気と同じように疲労や病気などで免疫力が低下していると感染しやすくなります。

尿道炎は、性行為・オーラルセックスで感染しますが、尿道口に付着した雑菌で感染することもあるため、尿道炎=性感染症、というわけではありません。

なお、性行為・オーラルセックスともに、コンドームを使用することで感染を防ぎやすくなります。

入浴やタオルの共有で感染することはまれ

尿道炎の主な原因である淋病やクラミジアは、入浴やタオルの共有程度では感染を引き起こすことはほぼありません。しかし、尿道炎の原因のひとつであるトリコモナスは原虫であるため、入浴やタオルの共有により感染を引き起こしてしまうこともあります。

ただし、尿道炎の原因の7割を淋菌とクラミジアが占めているため、トリコモナスによる感染で尿道炎にかかる可能性は低いと言えます。

マイコプラズマなども原因

非淋菌性尿道炎の原因の中には、マイコプラズマ・ゲニタリウム、ウレアプラズマ・ウレアリティクム、腟トリコモナスなどがあります。それぞれの具体的な症状については、『原因菌で異なる尿道炎の症状』』をご覧ください。

尿道炎の治療

淋菌性尿道炎の治療には、アジスロマイシン・シタフロキサシンといった抗菌薬が処方されます。近年は耐性菌が増えたため、上記の薬で成果が現れないときは、薬を変えて様子をみることもあります。

クラミジア性尿道炎の場合は、テトラサイクリン系薬・マクロライド系薬・ニューキノロン系薬が処方されます。その他の雑菌性尿道炎の治療でも、抗菌剤を使って治療が行なわれています。

治療中断は感染拡大のリスクあり!医師の指導のもと最後まで治療を

淋菌ほどではありませんが、クラミジアにも耐性を持ったものが増えつつあります。効果が無いから、症状が治まったからといって治療を途中で中断すると、感染拡大を招く危険があります。

また、尿道炎は性行為で感染するため、自分が感染した場合にはパートナーも検査・治療を行なう必要があります。お互いの完治を目指すためにも、一緒に治療するようにしてください。