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原因菌で異なる尿道炎の症状

更新日:2016/12/09 公開日:2016/06/24

尿道炎の基礎知識

尿道炎では、その原因菌により症状の現れ方が異なり、強く症状が出るケースもあれば、ほとんど自覚できないほど軽いケースもあります。尿道炎で見られる症状やその現れ方について、ドクター監修の記事で解説します。

尿道炎とひとくちに言っても、分類により症状の現れ方が大きく異なってきます。分類別に症状を解説します。

症状は淋菌性尿道炎と非淋菌性尿道炎で異なる

尿道炎は大きく「淋菌性尿道炎」と「非淋菌性尿道炎」に分類されます。

淋菌性尿道炎は、その名の通り淋菌の感染により起こる尿道炎で、全体の4割を占めます。非淋菌性尿道炎は、淋菌以外の微生物が原因となる尿道炎で、非淋菌性の中ではクラミジア尿道炎がもっとも多く見られます。そして、尿道炎の症状は、淋菌性か非淋菌性かで異なります。

淋菌性尿道炎は、感染してから症状が出るまでの期間が短く、急性尿道炎になることが特徴です。自覚症状がはっきりしているので、異常にも気づきやすいでしょう。しかし、非淋菌性尿道炎は潜伏期間も長く、自覚症状に乏しい傾向にあります。感染していることになかなか気づけず、知らない間に感染を拡大させてしまったり、気づいたころには病気が進行していたりということも珍しくありません。

淋菌性尿道炎の症状

淋菌性尿道炎では、淋菌に感染してから2~7日間程度で症状が現れます。

主な症状としては、尿道から出る白または黄色の膿(うみ)、ひりひりした排尿痛、尿道口の発赤や腫れなどがあげられます。淋菌性の場合は症状が強く出るため、自覚症状のないまま悪化してしまうことはあまりありません。

非淋菌性尿道炎の症状

非淋菌性尿道炎の潜伏期間は1~3週間程度と長く、ゆっくりと発症します。

原因菌がクラミジアである場合の症状としては、ごく軽度の排尿痛やかゆみが見られます。分泌液は無色透明かつ少量でさらさらしていますが、乾くと黄色になるのが特徴です。

マイコプラズマ、ウレアプラズマの症状は、クラミジアとほぼ同様と思ってよいでしょう。腟トリコモナスの場合は、尿道痛・かゆみがあるほか、尿道から膿が分泌されます。

症状が自然に治まることはない

淋菌性、非淋菌性のいずれの場合も、自然治癒することはありません。治療しないでいると原因菌が尿道を逆行し、前立腺や精巣上体にまで到達して前立腺炎や精巣上体炎になってしまうこともあり、男性不妊の原因にもなりえます。

また、治療せずに放置することで、感染を拡大させてしまう可能性もあります。

症状の悪化や感染拡大を防ぐためにも、尿道炎が疑われる症状が見られたらできるだけ早く泌尿器科を受診しましょう。