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全体の4割を占める淋菌性尿道炎とは

更新日:2016/12/09 公開日:2016/06/24

尿道炎の基礎知識

尿道炎は、原因によって「淋菌性尿道炎」と「非淋菌性尿道炎」に大きく分類されます。中でも淋菌の感染による淋菌性尿道炎は、尿道炎全体の4割を占めます。ここでは、ドクター監修のもと、淋菌性尿道炎の概要や症状、治療法などを詳しく解説します。

淋菌性尿道炎は尿道炎の中でも4割を占めるほど多く見られる尿道炎です。どのような症状が見られたら淋菌性尿道炎の可能性があるのでしょうか。淋菌性尿道炎の症状や特徴、治療法などを解説します。

淋菌性尿道炎は淋菌感染で起こる尿道炎

淋菌性尿道炎は、その名の通り淋菌に感染することで起こる尿道炎で、尿道炎全体のおよそ4割が淋菌性尿道炎です。淋菌以外の、クラミジアやマイコプラズマなどが原因となる尿道炎は非淋菌性尿道炎と言います。

淋菌性尿道炎を引き起こす淋菌ってどんなもの?

淋菌はオーラルセックスを含む性行為で感染する菌で、淋菌感染症は性感染症のひとつです。オーラルセックスで感染する場合、相手ののどにいる淋菌が感染すると考えられます。淋菌は非常に弱い菌で、粘膜から離れると数時間で感染力が失われます。そのため、性行為以外での感染はほとんどありません。

男性が淋菌に感染すると、激しい痛みをともなう尿道炎が起こりますが、男性がのどに感染した場合は症状がほとんど出ないためわかりにくく、感染していることに気づかないことも多くあります。

淋菌性尿道炎の特徴

淋菌性の尿道炎では、感染してから2~7日程度で症状が出始めます。排尿時にしみるような痛みがあり、尿道から粘性のある膿が出ます。

淋菌性尿道炎は症状が強く出るため異変に気付きやすいのも特徴です。

淋菌性尿道炎をそのままにしておくと、淋菌が尿道を逆行し、前立腺炎や精巣上体炎を引き起こすこともあります。男性不妊につながることもあるため、すみやかな治療が大切です。尿道炎の症状が見られたら、早めに泌尿器科を受診しましょう。

淋病性尿道炎の治療法

感染症であるため、治療は抗菌薬の投与が基本となります。アジスロマイシン、クラリスロマイシン、ミノサイクリン、ドキシサイクリンといった抗菌薬が用いられます。内服治療で十分な効果が得られない場合は抗菌薬の点滴を行うこともあります。

淋菌の中には、特定の薬では効果が得られない耐性菌もあり、使用している薬で改善が見られない場合は薬を変えて様子を見ます。

パートナーもともに治療を

淋菌は性行為により感染するため、片方が淋菌に感染していることが判明した場合は、そのパートナーも感染している可能性があります。自身が治療をしたとしても、パートナーが淋菌を持ち続けていれば再び感染することもあるため、淋菌感染が発覚したらパートナーにも検査を受けてもらいましょう。二人で協力して治療していくことが大切です。