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尿道炎が疑われるときに行われる検査

更新日:2016/12/09 公開日:2016/06/17

尿道炎の検査・治療法

尿道炎が疑われる症状があって病院を受診した場合、どのような検査が行われるのでしょうか。尿道炎の検査方法や検査結果の見方、原因の特定について、ドクター監修の記事で詳しく解説していきます。

尿道炎が疑われる場合に行われる検査について解説します。

尿道炎は尿検査で診断する

尿道炎の検査は、昔は尿道に綿棒をいれて分泌物や粘膜を採取して行われていました。現在では尿検査で尿道炎が起こっているか調べることが可能となっています。

正しく判断するためには、尿道に細菌が集まっている状態の尿で検査する必要があります。2時間以上排尿を我慢し、膀胱に尿が溜まった状態からトイレで尿をとります。このとき、排尿をはじめてすぐの初尿をとります。

尿検査では、尿道での炎症の有無や、尿道炎が起きているときの原因菌を調べます。また、尿検査と同時に尿道分泌物も調べます。

白血球の数がポイント

尿道炎の診断ポイントは白血球の数です。尿道からの分泌物では1000倍、遠心分離機を使った初尿沈渣では400倍の顕微鏡で確認します。各視野5個以上の白血球が認められれば尿道炎と診断できます。ただし、クラミジアやマイコプラズマの場合は、白血球が増えないこともあるため、尿中にクラミジアの遺伝子があるかを検査する必要があります。

原因の特定

淋菌性尿道炎の場合

淋菌は顕微鏡で確認することができるため、まず顕微鏡を使って分泌物中の白血球と淋菌の有無を確認します。続いて、PCR法という、淋菌の遺伝子を人工的に増やして検出する方法で淋菌の有無を調べます。淋菌性尿道炎に感染しているとクラミジアにも感染していることがあるため、クラミジアの検査も同時に行います。

クラミジア尿道炎の場合

クラミジアは小さいために顕微鏡で発見することは難しいため、淋菌と同じくPCR法で増幅させて確認をします。検査の結果、クラミジアが検出されればクラミジア尿道炎と判断できます。

雑菌性尿道炎の場合

雑菌性はさまざまな菌が原因となりえるため、症状や検査結果から総合的に判断します。なお、基本的な検査は淋菌性尿道炎やクラミジア性尿道炎と同様に尿検査を行います。マイコプラズマやウレアプラズマでは、尿検査のほかにPCR法も用います。

疑わしい症状があるときは受診して検査を受ける

尿道炎の検査は主に尿検査となるため、「痛い検査をするのでは」と心配する必要はありません。排尿時の痛みや尿道からの膿など、尿道炎が疑われる症状があれば早めに泌尿器科を受診し、検査を受けましょう。

早めに検査を受け、適切な治療を受けることで、尿道炎の慢性化や原因菌の感染拡大を防ぐことができます。