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感染予防のため早めに対処したい!大人の百日咳

更新日:2018/06/12 公開日:2016/06/25

百日咳の検査・治療法

大人が百日咳にかかった場合、症状が軽いケースが多いことから発見や治療が遅れ、周囲の人に感染を広めてしまうといった危険があります。感染防止に向けて、大人の百日咳への対処法をドクター監修のもとで説明します。

百日咳に大人がかかったときの症状や対処方法について説明します。

大人の百日咳は増加傾向にあります

百日咳は子供の病気という認識を持つ人が多いのではないでしょうか。しかし、国立感染症研究所感染症情報センターの発表によると、患者に占める成人(20歳以上)の割合は、2001年の2.8%からこの10年間毎年増え続けており、2010年には51.3%に達しています。百日咳は流行形態が大きく変わり、半数が大人の患者になっているのです。

大人の百日咳にはどのような症状が現れるのか?

大人の百日咳には、これといった特徴的な症状が現れないケースが多いです。百日咳の特有の咳発もあまりみられず、百日咳と気づかないことがあります。

大人と子供の症状の違い

大人では軽症で済むことの多い百日咳ですが、子供がかかると重症化することがあります。子供は典型的な激しい咳症状が起こるだけではなく、1歳未満の乳幼児では肺炎や脳症などの合併症を併発することもあります。

そのため、大人が百日咳に気づかずに治療しないでいると、周囲の子供にうつしてしまうリスクがあります。長引く咳の症状がある場合や、咳をしている家族や職場の同僚がいる場合は、百日咳の可能性を考慮して早めに医療機関で検査・治療を受けるようにしましょう。

百日咳の治療について

百日咳の治療では、抗生物質の投与によって百日咳の原因となっている百日咳菌を死滅させることが可能です。しかし、成人の場合は症状の軽さによって発見が遅れ、医療機関で診断を受けたときには咳症状がすでに進んでいて、百日咳菌がすでに消失しているケースが多くみられます。百日咳菌が消失した後に抗生物質を服用しても抗菌薬としての効果は期待できませんが、咳症状の改善が図れるケースもあります。

大人が百日咳にかかった際は、本人に大きな症状はなくても、周囲の人にうつしてしまい、感染をどんどん広げてしまう可能性があります。特に子供にうつしてしまった場合は大変なことになります。咳が長く続いたり、咳の質に違和感があったりする場合は、感染を広げないためにも早期治療を心掛けましょう。