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リンとはどんなミネラル?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/07/26

ミネラルの種類(4)リン

ミネラルのひとつである「リン」は、身体の生命活動の維持に欠かせない栄養素です。体内でのリンの役割をはじめ、一日に必要な摂取量や過剰摂取による影響など注意しなくてはならない点もあるので、栄養学専門医師の監修の記事でしっかり学んでおきましょう。

5大栄養素のひとつであるミネラルは、さらに細かく物質に分類することができます。そのミネラルのひとつである「リン」は、どのような役割を持つ物質なのでしょうか。リンの性質や働きなどについてみていきましょう。

リンの性質とは

リンは15番目の元素で、1669年にドイツでヘニッヒ・ブラントが、人間の尿からの抽出に成功したことにより発見されました。リンには燃えやすい性質があり、マッチにも利用されている物質です。

リンは筋肉や脳、神経といったすべての組織に含まれる身体を構成するミネラルで、大人の体重の約1%を占めています。この量は体内にあるミネラルの中で、カルシウムに次ぐ量です。

リンの働きとは

ミネラル全般に言えることですが、リンも人間の生命の維持に欠かせないとされる栄養素のひとつです。

特にその活躍で期待されるのは「補酵素(ほこうそ)」という役割です。たとえば、タンパク質の中には、体内で活性するために別の成分であるビタミンのサポートが必要なものがあります。このように、成分の働きをサポートするための成分のことを補酵素と呼びます。

リンの補酵素として役割とは

リンはビタミンB1やビタミンB2と結合して補酵素となり、タンパク質の働きを助けて、糖質の代謝を促しています。また、カルシウムやマグネシウムとの結合によって丈夫な骨や歯をつくるのも、リンの役割です。このほかにも、細胞が活動するためのエネルギーをつくり、神経や筋肉に伝達して維持するといった働きも持っています。

リンの働きについては、詳しくは、『リンが体にもたらす効果とは』の記事で、詳しくご紹介しています。

1日に必要なリンの摂取目安量とは

リンは1日にどの程度の量を摂取することが望ましいのでしょうか。

リンの1日の摂取目安量は、成人男子で1000mg、成人女子で800mgとされていますが、一般的な食生活を送っていて不足する可能性は低いです。

むしろ、リンは摂取不足よりも、過剰摂取のほうが骨の成長不全や腎不全などの病気を招くことから、問題視されることがあります。リンは食品添加物として「リン酸Na」と食品のパッケージに表示されていますので、コンビニの弁当やインスタント食品、スナック菓子などが中心の食生活では注意が必要です。

一度の摂取で超えてしまうと健康被害のリスクが発生するリンの「耐容上限量」は3000㎎です。サプリメントなどでミネラルを補う場合、過剰な摂取や誤飲によって耐容上限量を超えてしまうことが考えられるので、サプリメントによる栄養摂取は、製品に定められている目安量をしっかり守るようにしましょう。

リンの摂取不足については詳しくは、『リンが不足したらどうなるの?』の記事、リンの過剰摂取については『リンを過剰摂取するとどうなる?』の記事でご紹介しています。

リンは体の生命活動や維持に欠かせないミネラルのひとつですが、適切な量の摂取を心がけましょう。

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