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花粉による目のかゆみとは

更新日:2016/12/09 公開日:2016/07/28

目のかゆみ

もはや国民病といっても過言ではないくらい、多くの人々を悩ませる花粉によるかゆみ。どうして、花粉でかゆみが起きるのでしょうか?ドクター監修のもと、花粉による目のかゆみの原因と対処法や予防策について解説していきます。

花粉による目のかゆみは、個人差があるとはいえかなりつらいもの。正しい対策法を知って、つらいシーズンを乗り越えましょう。

花粉による目のかゆみは季節性アレルギー性結膜炎

花粉による目のかゆみは、毎年同じ季節に症状が現れることが一番の特徴です。一般的に「花粉症」と言われているのは、花粉が原因となって引き起こされるアレルギー性の病気のことです。なかでもデリケートな目は、花粉をアレルゲンとした「季節性アレルギー性結膜炎」を起こして、かゆみを生じるのです。

目は、かゆみの他にも、目の充血、目やに、痛み、異物感、涙、まぶたの腫れなどさまざまな症状が出やすく、これらの症状に加えてくしゃみや鼻水、鼻づまりをともなうことも多くあります。

特にこれらの症状が顕著なのは、スギ花粉による春のシーズン。しかし、空気中には1年中なんらかの花粉が飛んでいます。春は大丈夫でも、秋にかゆみを起こす方もいらっしゃいます。自分のアレルゲンを知ることで、対策もしやすくなります。

花粉でかゆみが起こるメカニズム

身体にアレルギー反応が起きると、身体を守ろうと免疫機能が活発化します。すると、アレルゲンとなる花粉などの物質を追い出そうとして、「IgE抗体」という物質を増やしていきます。この刺激によって、ヒスタミンなどの物質が大量に放出されることになります。これらの物質が目の神経や血管などを刺激するため、かゆみや充血などの炎症を引き起こすのです。

花粉症を発症する方は、年々増加しています。今や日本人の5~6人が花粉症といわれているほど、多くの方々を悩ませています。

花粉による目のかゆみがひどいときの治療法

アレルギー性結膜炎の治療は、薬物によるものがメインです。かゆみを軽減させる抗アレルギー点眼薬を使って症状を和らげ、ヒスタミンなどの炎症を起こす物質を出しにくくする「メディエーター遊離抑制薬」と、ヒスタミンそのものの働きを抑える「抗ヒスタミン薬」が使われることが多いようです。症状が重い場合は、ステロイド点眼薬や免疫抑制点眼薬などを使用します。

また、アレルギー性結膜炎は症状が出る時期を予測できるため、早め早めの初期治療も大切です。花粉が飛びはじめる2週間前など、少しでも症状が表れた段階で、点眼薬による治療を始めることで、ピーク時の症状を軽くすることが可能です。

花粉による目のかゆみを悪化させないために

一番の対策ポイントは、日常生活でできるだけアレルゲンとなる花粉に触れないことです。花粉がたくさん飛んでいる日は外出を避けたり、マスクやメガネを着用して目や鼻をガードしましょう。ちなみに、普通のメガネでも花粉の量を3分の1ほど下げられるといわれ、カバー付きのゴーグル型のメガネになると10分の1まで抑えられるとされています。

そして、花粉を室内に持ち込まない、ということも大事です。外から帰ったら衣類や髪に付いた花粉をしっかり払い落としてから家に入りましょう。もちろん、手や顔にも花粉は付いています。洗顔やうがい、シャワーですみやかに花粉を洗い流しましょう。ただし、目に入ってしまった花粉は、防腐剤を使っていない安全面が考慮された人工涙液で洗い流すことをおすすめします。

また、天気がいい日には窓を開けない、花粉のシーズンは布団を干さない、洗濯物は花粉をきちんと払い落としてから取り込むなど、生活面での対策も行ってください。

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