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充血したときの目薬選び

更新日:2016/12/09 公開日:2016/07/28

目の充血

「目が充血したら目薬」とつい思い込んでしまいがちですが、充血にもいろいろなタイプがあります。どのような目薬を選んだらよいのでしょうか。ドクター監修のもと、充血しているときの目薬の使い方と選び方について解説します。

市販の目薬のパッケージには「充血をとる」という効果が書かれていることがありますが、充血にも目薬が効果的なタイプとそうでないタイプがあります。

目薬が有効的なのは「結膜充血」

実は充血といっても、「結膜充血」と「毛様充血」と2つのタイプに分けられます。

結膜充血

結膜充血は、結膜といわれる白目の部分が赤くなっている症状です。目を強くこすったときやゴミが入ったときに起こる炎症や、寝不足や長時間のパソコン作業などの疲れが原因で、血管が浮かんで血走ったように見える症状が主な結膜充血の例です。充血の多くはこのタイプで、「あっかんべー」をしたときにまぶたの裏も赤くなっているのが特徴的です。このような充血は、目薬などで対応できます。

毛様充血

一方、毛様充血は、黒目に近づくにつれて充血が強くなります。黒目の周りが充血している、といったらわかりやすいでしょうか。赤というよりも、やや紫がかったような色をしていることが特徴です。このケースは緊急性が高く、「急性緑内障」や「角膜潰瘍」など深刻な病気も考えられるため、眼科を受診してください。

結膜充血に有効な目薬とは

ドライアイや疲れ目による結膜充血は、そのままなにもしなくても自然に症状が治ることもあります。充血を早く治したい場合は、目薬を使うのがおすすめです。涙に近いタイプの人工涙液型の目薬や、ビタミンを配合したドライアイ用の目薬などがおすすめです。

また、目の病気が原因の充血に対しては、症状や原因によって目薬を選びましょう。「アレルギー性結膜炎」における充血の場合は、かゆみを抑える「クロルフェニラミンマレイン酸塩」やアレルギー作用を抑える「クロモグリク酸ナトリウム」を配合した目薬が効果的とされています。「細菌性結膜炎」での充血では、細菌の繁殖を抑える作用のある「スルファメトキサゾール」を配合した目薬を選んでください。

血管収縮剤を含む目薬には注意

一般的な充血には、血管収縮剤を配合している目薬が効果的とされていて、市販の目薬にも含まれていることが多いものです。血管収縮剤とは、血管を収縮させることによって見た目の充血をやわらげる薬です。

充血の原因となった結膜炎など病気そのものを治しているわけではありませんので、「充血がおさまった=病気が治った」という誤解を招きやすいという懸念点もあげられます。いざクリニックを受診した際にも、充血が見えなくなるため炎症レベルがわかりにくくなり診察が難しくなることもあります。また、血管収縮剤を頻繁に使用していると、薬が切れたときにかえって充血してしまう、というリスクも考えられています。

そのため、結膜炎をはじめとする炎症性の病気に対しては、血管収縮剤の入った目薬をむやみに使わないほうがいいでしょう。血管収縮剤は「塩酸ナファゾリン」、「塩酸テトラヒドロゾリン」、「塩酸フェニレフリン」などと表記されていますので、パッケージの成分を確認したうえでお使いください。

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