顔が太っている原因がむくみの方は、むくみの解消に効果があるツボを刺激して小顔を目指す、という選択肢もあります。ここでは、顔のむくみに効くツボの場所や、ツボを刺激するときの注意点などをご紹介していきます。
顔が太って見える原因の1つはむくみ
顔が太ってしまう原因の1つに、むくみがあります。むくみとは、血液やリンパの流れが悪いために、余分な水分が皮下に溜まっている状態のことをいいます。その解消法にはさまざまなものがありますが、むくみに効くツボを刺激するというのも1つの手段です。
そもそもツボとは何なのか
東洋医学では、体は「気(き:生命エネルギー)」「血(けつ:血液)」「水(すい:血液以外のすべての体液)」という3つの要素で構成されており、このうちのどれか1つでも不足したり流れが滞ったりすると、体のバランスが崩れ不調が現れると考えられています。そして、体には気血の通り道である「経路(けいろ)」が張り巡らされており、「ツボ(経穴)」とは、経路の上にある重要なスポットのようなもののことです。
気血が乱れていたり臓器に異常があったりすると、それに関連するツボを刺激したときに、他の部分よりも痛みを強く感じるといった反応が現れます。そして、そのツボを刺激することで、経路の流れ、気血水のバランスが整い、症状が和らぐとされているのです。
顔のむくみの解消に効果的なツボ
顔のむくみに効くといわれるツボには、次のものがあります。
・承漿(しょうしょう)
下唇の中央の下の少し凹んでいる部分より少し下にあるツボです。むくみのほかに、ニキビや吹き出物、口や目のゆがみ、口周りのシワ・たるみなどにも効果があるとされています。
・攅竹(さんちく)
左右の眉頭の端の深く凹んだ部分にあるツボです。まぶたのむくみ、目の疲れ、頭痛、目の周りのシワ・クマなどにも効果があるとされています。
・睛明(せいめい)
左右の目頭と鼻のつけ根の間の骨が凹んでいるところにあるツボです。まぶたのむくみ、目の周りのシワ、クマ、目の下のたるみなどにも効果があるとされています。
・迎香(げいこう)
小鼻の両脇の少し凹んだところにあるツボです。むくみのほかに、シワ、乾燥、ニキビ・吹き出物、口や目のゆがみなどにも効果があるといわれています。
・四白(しはく)
目の中心の真下の凹んでいるところから、指1本分下のあたりにあるツボです。顔のむくみのほかに、目の周りのクマ、目の下のたるみ、ニキビ・吹き出物などにも効果があるとされています。
ツボを刺激するときの注意点
ツボの位置は人によって微妙に違います。上記の位置を目安に、自分のツボの正確な位置を探しましょう。押したときに、ズンと響くような痛みや気持ちよさを感じる場所がツボです。
ツボを刺激するときは、3秒くらい押したら、スーッと力を抜くのがポイントです。これを数回繰り返しましょう。
ツボの刺激は、熱があるとき、骨折などの重度のケガがあるとき、心臓や腎臓に病気があるとき、感染症にかかっているとき、食後2時間以内、酔っているとき、妊娠の可能性があったり妊娠初期のときは、控えたほうがよいとされています。
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