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「チアノーゼ」の原因は肺や心臓にある?

更新日:2018/03/05 公開日:2016/09/21

チアノーゼの基礎知識

さまざまな病気の症状として現れるチアノーゼ。症状によって原因は異なりますが、特に注視すべき中枢性チアノーゼは、肺や心臓に原因がある場合があります。チアノーゼの原因について、ドクターの監修のもと説明します。

身体の一部が青紫色に変色するチアノーゼは、主に末梢性チアノーゼと中枢性チアノーゼの2種類があります。それぞれの原因を正しく理解しておきましょう。

チアノーゼの原因とは

そもそも、チアノーゼとは循環血中の還元ヘモグロビンの増加により、皮膚や粘膜が紫色になる状態のことです。なんらかの原因によって、還元ヘモグロビン濃度が5g/dl以上になるとチアノーゼが起きます。

末梢性チアノーゼの原因

末梢性チアノーゼは、末梢の循環が悪いときに起こります。たとえば、ゴムなどで指先を締め付けると心臓から遠い末梢側の血液の循環が悪くなり、青紫色になります。プールなどで体温よりも冷たい水に入って身体が冷えきったときなども、一時的に血流が悪くなって口の周りなどが青紫色に変色することがります。これも末梢性チアノーゼです。詳しくは『身体の末端に症状が現れる「末梢性チアノーゼ」とは?』をご覧ください。

中枢性チアノーゼの原因

全身の皮膚や口腔粘膜にまでチアノーゼの症状が出ている場合は、呼吸器と心血管系に障害があることが多いです。つまり、肺や心臓、血管などに原因となる病気があると疑われます。呼吸器障害の原因には、気道閉塞や呼吸器障害による換気障害、肺そのものの障害による肺活量の低下などが還元ヘモグロビンの量を増加させていると考えられます。心血管系障害では、先天性のチアノーゼ型心疾患や動静脈奇形などにより、肺循環系の酸素をうまく含めなかった血液が体循環系へ流れこむことが原因の可能性が考えられます。

血液性チアノーゼの原因

まれな病気ですが、遺伝的なヘモグロビン異常症や薬物中毒が原因となる異常ヘモグロビン血症でも、通常2%未満のメトヘモグロビンが15%以上になった場合、頭痛、倦怠感、めまい、意識消失とともに、チアノーゼの症状が出ることがあります。

中枢性チアノーゼの場合、重篤な病気が原因になっている可能性が高いので、すみやかに医療機関で診察を受けましょう。詳しくは、『早期の治療が必要な「中枢性チアノーゼ」とは?』をご覧ください。