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腸重積の深刻な症状、子供の血便には特に注意

更新日:2016/12/09 公開日:2016/09/20

腸重積の基礎知識

腸重積は悪化すると血便をともないます。血便が出る他の病気もありますが、腸重積と思わしき血便が出たら、一刻も早く病院で診察を受ける必要があります。さまざまな状態がある、子供の腸重積の血便の特徴について解説します。

乳幼児が腸重積にかかった場合の主な症状は、腹痛・嘔吐・血便の3つですが、最初からこれらすべての症状が現れることはあまりありません。初期の段階で症状が出やすいのは腹痛と嘔吐で、腸重積の状態が進行すると血便が出ます。血便が出る段階になると、手術を用いない治療法での回復は難しくなります。血便が出る前に早期発見をするのが望ましいですが、見逃してしまった場合に備えて腸重積の血便の特徴を理解しておきましょう。

その他の症状について詳しくは『嘔吐、血便が出たら要注意!腸重積の症状』をご覧ください。

腸重積における血便の症状

発症から12時間以内に血便が自然に出る確率は10%程度と、まれです。しかし、病院で浣腸をしたところ血便が出てくるケースは多く、70〜90%程度にものぼります。腹痛や嘔吐が出る段階で医師の診察を受け、少しでも腸重積の疑いがある場合は浣腸を行い、血便の有無を確認してもらいましょう。上記のように、初期の段階では血便が認められないこともありますので、血便が出ていないからといって腸重積でないとはいえないのです。

腸重積の血便の見分け方

乳幼児の場合、裂肛(切れ痔)などによって便に血が混じることがあります。そのような血便と、緊急性が高い腸重積の血便とを見分けられるように、特徴を知っておくとよいでしょう。見分けるポイントは、血液の色と便の状態です。

血液の色

赤みがある血便をともなうものは、裂肛(切れ痔)、若年性ポリープ、メッケル憩室、腸捻転、そして腸重積です。一方、黒い血便をともなう病気として、胃十二指腸潰瘍や胃食道逆流症などがあります。色だけでは特定できないので、便の状態にも注目してください。

便の状態

一般的に、腸重積の血便は粘液が混じったイチゴゼリー状と表現されます。しかし、便に少しだけ血液が混じっている場合や、鮮血がそのまま大量に出る場合もあり、一概にイチゴゼリー状といい切ることはできません。

言葉が話せない乳児や、上手に言葉で伝えられない幼児の場合、便の変化に気付けるのは親や保護者です。こうした変化に気づいてあげられるように注意しましょう。