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子供のうちに治療したい外反扁平足

更新日:2016/12/09 公開日:2016/10/19

扁平足の基礎知識

扁平足の中でも、足を後ろから見た場合にかかとが外に反っている状態を外反扁平足(がいはんへんぺいそく)と呼びます。悪化すると合併症を併発しやすいとされる外反扁平足について、ドクター監修のもと解説します。

外反扁平足(がいはんへんぺいそく)は、足を後ろから見た場合にかかとが外に反っている状態で、大人になっても消えない場合があります。また、外反母趾(がいはんぼし)といった合併症を併発しやすい状態です。ここでは、外反扁平足の症状や対処法について詳しく解説します。

外反扁平足とは

整形外科では、土踏まずのアーチが消失した状態を扁平足といい、さらに足を後ろから見て、かかとが外に反っている状態を外反扁平足と呼びます。

子供の外反扁平足の場合、明確な原因のない扁平足と、神経麻痺などの原因が存在する症候性扁平足に分けられます。ここでは、いわゆる扁平足について説明します。子供の場合、足の骨を連結している靭帯がやわらかすぎたり(関節弛緩)、運動発達の遅延や肥満によって自分の体重に足が耐えられず、変形が起こっている状態です。大人の場合は、土踏まずが下がって固定されている状態です。

外反扁平足の主な症状

立ったときに足の内側のアーチが下がり、後ろから見るとかかとがふくらはぎに対して外に反っています。荷重(体重をかければ)により扁平足になりますが、非荷重(体重をかけなければ)だと変形は消失します。外反扁平足の子供は、筋肉の緊張が弱かったり、関節がゆるいために転びやすくなることもありますが、歩いているときに足が痛むことはありません。また、歩幅がせまく、歩き方が不安定である場合は注意が必要です。疲れやすくなるため、歩きたがらないといったケースも見られます。

子供の診断には注意が必要

明らかに原因がある症候性の扁平足であるかの見極めのためにも、一度、整形外科での診察をおすすめします。いわゆる扁平足の場合は、どの乳幼児でも扁平足のように土踏まずがないように見えるため、X線写真でなければ正確な診断は難しいといえます。立った姿勢で足のX線写真を撮ると足の骨の変形はありませんが、その配列が平らになってアーチがなくなっていることがわかります。5歳程度まで様子を見て、改善が見られない場合は強制靴やアーチサポートなどの装具を使用しつつ、小学校後半まで経過観察をしましょう。その際には、足の形状や歩行が安定しているかどうかの観察が必要です。

子供の扁平足について、詳しくは『土踏まずがない子供は扁平足に注意』をご覧ください。

併発しやすい病気

外反扁平足が併発しやすい病気として、外反母趾があげられます。外反母趾は、足の親指が小指側に曲がり、「く」の字のようになり、親指の付け根の腫れや痛みが生じます。また、痛みはありませんが、開張足(かいちょうそく)や浮き指は、外反扁平足によるアーチくずれが原因で起こると考えられるので、総合的に診断することが重要になります。