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突き指の症状・治療・対処法

更新日:2016/12/09 公開日:2016/09/14

突き指の治療・対処法

突き指というのは、医学的な病名ではありません。原因はさまざまで、靭帯や腱の断裂や、剥離骨折なども含まれます。ここでは突き指の詳しい知識と、突き指になってしまったときの対処法を、ドクター監修の記事で紹介します。

突き指とは、指の骨どうしをつなぐ靭帯(じんたい)や、骨と筋肉をつないでいる腱、または指の骨そのものが強い衝撃によって損傷を受け、治療が必要な状態になることです。ここでは突き指についての正しい知識と、対処法をご紹介します。

まず、指はどのような作りになっているのか

指は、先端から次のような並びにより構成されています。

  • 先端の骨:末節骨
  • DIP関節
  • 二番目の骨:中節骨
  • PIP関節
  • 三番目の骨:基節骨
  • MP関節

骨と骨をつないでいる関節を固定しているのが靭帯(じんたい)、骨と筋肉をつないでいるのが腱です。神経を伝って送られた脳からの信号に腱が作用し、指を自由に曲げ伸ばしすることができます。

突き指と呼ばれる状態とは

突き指というのは、医学的な病名ではありません。突き指は、靭帯や腱が伸びたり断裂したりする「腱性」と、指の骨が折れる「骨性」に大別されます。骨性の突き指には、骨が靭帯や腱ごとはがれる剥離骨折なども含まれます。

突き指をするとこんな症状が現れる

突き指の症状は、大きく分けて「激しい痛み」「腫れ」「いびつな曲がり」の3つです。痛みや腫れの原因は主に内出血ですが、見た目での判断が難しいだけに、しばらく放っておいたところ実は骨折していた、というケースもあります。脈打つようにズキズキした痛みが続くようなら、骨折を疑った方がよいかもしれません。

突き指の治療法

突き指は外傷であるだけに、ギプスなどで一定期間固定する保存的治療を含め、外科的な治療が必要となります。手術が必要な場合もあり、重症の場合、治癒までに数か月かかることもあります。

損傷の程度によっては、関節が曲がったままになるなどの後遺症が残ることもありますので、ただの突き指と自己診断して放置するのは危険です。

突き指の応急処置

突き指の応急処置は「RICE」というキーワードを覚えておきましょう。

R:Rest 安静

I:Ice 冷却

C:Compression 圧迫

E:Elevation 挙上

突き指においては特に、受傷後ただちに運動を中止する安静と、早い段階でしっかりとアイシングする冷却が重要です。冷却スプレーは打撲などによる痛みを麻痺させるうえで有効ですが、患部を冷やすアイシングは、氷嚢(ひょうのう)を浮かべ冷たくした水に手首から先を入れるなどして、患部周辺をくまなく冷やしましょう。

突き指と思ったら整形外科へ

突き指に付けられる病名は、指関節の「靭帯(じんたい)」や「腱」の損傷または断裂、あるいは指関節の脱臼です。その他、亀裂骨折や剥離骨折などがあげられます。軽視されがちな突き指ですが、基本的には受診する必要のある負傷と認識しましょう。