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突き指に湿布は効果的?使うべきは冷?温?

更新日:2018/06/21 公開日:2016/09/14

突き指の治療・対処法

突き指をしてしまったときに、家庭で行う治療として湿布薬の使用がありますが、湿布薬にも種類や適切な使い方があります。ここでは、突き指をしてしまったときの湿布薬の使い方をドクター監修の記事でご紹介します。

運動中に突き指をしてしまった時に、多くの人が応急処置として思いつくのが湿布です。また、受診するほどの突き指ではなさそうという場合にも、家庭における治療として湿布が使われています。市販薬としても容易に入手可能な湿布ですが、その効能はどれほどのものなのでしょうか。

湿布薬の効能

湿布薬の効能は消炎鎮痛作用です。表面に塗布された薬剤が皮膚から浸透し、炎症を抑えます。目的は薬剤を体内に浸透させることであり、薬剤が体内に吸収されれば、はがした後も数時間は薬効が持続します。また、湿布薬の中には冷却効果として水分を含ませたものもあり、貼った瞬間にヒンヤリと感じる湿布は表面がしっとりとしています。

湿布薬は薬

湿布薬には、内服薬で使用するものと同じ成分が含まれているものもあります。つまり、体の外側に貼る薬剤であっても、皮膚から薬剤を浸透させ、内側から炎症作用を鎮静化する目的の薬です。湿布薬が薬である以上、副作用が生じるリスクもあります。特に光線過敏症などは、はがした後も数時間はリスクが残るため、注意が必要です。医師の処方箋がなければ出せない医薬品と市販薬は明確に区分されており、医薬品は薬局やドラッグストアで購入することはできません。

突き指の応急処置で湿布を使うことは有効か

スポーツをしていて怪我人が出た場合の応急処置はRICEが基本となります。

R:Rest 安静

I:Ice 冷却

C:Compression 圧迫

E:Elevation 挙上

RICEの中でも、初期対応としてもっとも入念に行わなければならないのが冷却、アイシングです。RICEに関して、詳しくは『突き指の治し方は?対処法や治療法』をご覧ください。

湿布薬は即座に消炎鎮痛効果が期待できるものではありませんので、受傷直後の応急処置の使用には適していません。超急性期を脱し、徐々に炎症を抑えていく段階から使用する方が効果的です。

湿布は冷と温のどちらがいいのか

湿布に期待する効能は消炎鎮痛です。RICEの項でも解説したように、突き指の初期対応としては冷却が正解です。温湿布は患部の温度を上昇させるため、痛みが増強する可能性がありますので、使用しない方が無難でしょう。ただし、症状がひどい場合などは、自己判断で処置をせずに医療機関を受診して指示を仰ぐようにしましょう。

監修協力:あいち腰痛オペクリニック 河重 俊一郎