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円形脱毛症はストレスが原因?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/10/24

円形脱毛症の基礎知識

円形脱毛症の原因というと、ストレスを思い浮かべる方が多いようです。しかし、直接の原因は他にあると考えられています。今回は、円形脱毛症の原因やストレスとの関連性、円形脱毛症の予後などについてドクター監修の記事で解説します。

円形脱毛症というと、ストレスで髪が抜ける病気というイメージを持っている方が多いようです。ですが、実際には別の原因である場合もあります。ここでは、円形脱毛症の原因や、ストレスとの関連性などについてお話していきます。

円形脱毛症の原因はストレスなのか

ストレスは円形脱毛症を発症する引き金になったり、症状を悪化させる要因になったりする可能性があるといわれています。しかし、近年では、直接の原因は自己免疫という免疫の異常な反応なのではないかと考えられています。

自己免疫とは、本来であれば身体を守るためにウイルスや細菌などの異物を攻撃する免疫細胞が、自分の体の一部を異物とみなして攻撃してしまう働きのことです。円形脱毛症の場合は、免疫細胞のTリンパ球が毛包を攻撃し、炎症を起こすことで、髪が抜け落ちてしまうと考えられています。

免疫システムの誤作動の原因は、まだよくわかっていません。考えられる誘引としては、精神的なストレス、感染症、疲労などの肉体的なストレス、体質的な素因などがありますが、これといった誘引が見当たらないケースもあります。

円形脱毛症は早めに病院へ

円形脱毛症は、円形の脱毛斑が1~2か所あるような軽度のものなら、特に治療を受けなくても、自然に治ることが珍しくありません。しかし、脱毛斑が3か所以上あったり、それらが融合して広範囲に脱毛が起きていたり、頭髪全体や眉毛、体毛などまで脱毛していたりするような重度のケースでは、症状が長引きやすく、場合によっては、治るまでに数年かかってしまうことがあります。

また、比較的に軽度のケースでも、髪が抜けたことを気にしていたり、治らなかったらどうしようなどと不安を抱えていると、それがストレスになって症状の悪化を招いてしまうこともあります。円形脱毛症かもしれないと思ったときは、1人で悩まずに、早めに皮膚科を受診するようにしましょう。

根気よく治療を続けることが大切

円形脱毛症は、長引くケースもあるとお話しましたが、そういった場合でも、毛包が完全に破壊されているわけではありません。しっかり治療をして炎症を抑えることができれば、十分症状を改善させることができます。たとえ治療が長引いても、主治医としっかりコミュニケーションをとり、状況をよく理解しながら、諦めずに治療を続けましょう。また、医療用のウィッグなら治療の妨げにならないので、主治医と相談のうえ、利用してみるのもおすすめです。