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腸チフス・パラチフスの感染対策と予防接種

更新日:2016/12/09 公開日:2016/11/22

腸チフスの治療と予防

腸チフスやパラチフスへの感染を防ぐために気をつけるべき点について、ドクター監修の記事でお伝えします。腸チフスの予防にはワクチン接種も有効です。感染しやすい人の特徴も紹介するのでチェックしておきましょう。

海外渡航の際には、腸チフスやパラチフスへの感染に注意が必要です。ここでは、感染を防ぐために行える対策を見てみましょう。

腸チフス・パラチフスの感染を予防するためのポイント

腸チフスやパラチフスの菌は経口摂取によって感染します。生水や氷、ジュース、生野菜、加熱が十分にされていない食材などに注意しましょう。屋台などの利用にも気をつけてください。腸チフスやパラチフスは、わずかな菌に感染するだけで発症するといわれています。水道水も安全とはいえないため、使用する際には十分注意してください。プールや川、湖などでの水泳により感染するケースもあります。また、性行為によって感染した例も報告されています。

腸チフスワクチンの接種について

腸チフスにはワクチンが有効とされており、経口弱毒性ワクチンと注射用不活化ワクチンがあります。

経口弱毒性ワクチン

1日おきに4回内服すると5年は効果が継続するとされています。ただし、渡航1週間までに摂取する必要があります。6歳以上が対象です。

注射用不活化ワクチン

1回の摂取で2年有効といわれている筋肉注射です。2歳以上が対象となっており、渡航2週間までに摂取したほうがよいでしょう。ただし、どちらのワクチンも日本では承認されていません。日本の医療機関では個人輸入したものを使用しています。取り扱っている医療機関が限られますので、予防接種機関の情報を蓄積してあるデータベースの検索サイトなどで探すとよいでしょう。必ず事前に医療機関に問い合わせてください。残念ながら、パラチフスに有効とされるワクチンは今のところ開発されていません。

腸チフス・パラチフスに感染しやすい人の特徴

悪性リンパ腫や白血病、炎症性腸疾患のある人や腎移植の経験者、HIVに感染している人などは腸チフスやパラチフスに感染しやすいので、流行国への渡航はできるだけ避けたほうがよいでしょう。また、胃腸薬の一種である制酸薬を服用していると感染する可能性が高くなるので使用には十分な注意が必要です。