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膝の痛みと関係の深い、半月板損傷の主な症状とは?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/11/17

半月板損傷の基礎知識

半月板損傷は、運動中にひざ関節をひねった場合などに起こります。痛みのほか、ひざ関節の違和感や、水腫や血腫を引き起こすこともあります。半月板損傷の症状について、ドクター監修の記事で解説します。

半月板とは、ひざ関節の上下の骨の間にある軟部組織で、運動中にひざ関節をひねった場合などに損傷することがあります。損傷した場合、痛みのほか、ひざ関節の違和感や、ひざに水がたまり、水腫や血腫を引き起こすケースもあります。半月板を損傷した場合、どのような症状が現れるのか、詳しく見ていきましょう。

半月板とは

半月板とは、ひざ関節の上下の骨である、大腿骨と脛骨の間にある軟部組織のひとつです。半月板の構造は、ひざの外側では面積が広くアルファベットのOの形をしていて、内側ではCの形になっています。骨同士の接触面積を大きくし、クッションの役割を果たし、ひざ関節にかかる負担を軽減しています。そのほかに、ひざ関節をスムーズに動かす補助機能や、関節軟骨に栄養をあたえる機能を持っています。

半月板損傷の起きやすい状況

半月板は、運動中にひざ関節をねじった際に損傷を受けやすい部位です。曲がったひざ関節に体重がかかった状態で、異常な方向への力が加わると、半月板の一部が上下の骨である大腿骨と脛骨の間に挟まり、損傷することがあります。また、運動中ではなくても、中高年の方は立ち上がったときや、無理な動作をしてひざをひねったときなどに、半月板を損傷する可能性があります。特に、半月板の中央3分の1から後方の3分の1にかけてが、断裂を起こしやすい部分です。断裂の形態によって、縦断裂、横断裂、水平断裂、それらの合併型である弁状断裂に分類されます。

半月板損傷の症状

半月板が損傷を受けると、損傷部位と同じ側のひざ関節の隙間に痛みが生じます。損傷が大きい場合には、関節内の出血をともなうことがありますが、半月板のみの損傷で大量の出血が起こることはありません。ひざ関節周辺に水や血がたまり、水腫や血腫を引き起こすケースなどが見られます。また、ひざ関節を伸ばしたときに一瞬引っかかるような違和感が生じるキャッチング、階段を降りる際などにひざが崩れるギビングウェイといった症状が出る場合もあります。さらに、損傷部位が大きく、関節内に半月板の一部が挟まった場合、ひざ関節がある一定のところから伸びないロッキング症状と呼ばれる状態になり、激痛をともない歩けなくなることもあります。そのほかにも、半月板の老化や過度の負荷がかかり続けることで、半月板損傷が進行して慢性化し、痛みがゆっくりと現れるケースも存在します。

半月板損傷の合併症

半月板は、それ単独で損傷することは多くありません。半月板損傷の約6割は、前十字靱帯や内側側副靱帯の損傷を併発するといわれ、関節軟骨の損傷をともなうこともあります。そのほかに、前十字靱帯単独損傷の後遺症のために、ひざ関節周辺に緩みが生じることで引き起こされるケースも見られます。半月板損傷が疑われる場合、関節や靱帯などさまざまな部位での損傷も可能性として考えられます。異常を感じた場合は、きちんと専門の医師の診察を受けることをおすすめします。