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その喉の痛み、咽頭炎かも! 咽頭炎の症状や原因・治療方法

更新日:2016/12/09 公開日:2016/11/20

咽頭炎の基礎知識

咽頭炎は、鼻腔や口腔の奥にある咽頭と呼ばれる部分で起こる炎症です。ウイルスや細菌など、さまざまな原因があり、飲酒や喫煙などの生活習慣も原因になります。咽頭炎の原因や代表的な治療法について、ドクター監修の記事で解説します。

のどの痛みだけでなく発熱、頭痛などをともなうこともある咽頭炎は、大きく分けて急性咽頭炎と慢性咽頭炎、咽頭特殊感染症の3種類があります。中でも、急性咽頭炎はウイルス感染や細菌感染によるものが一般的です。しかし、たばこの煙やお酒などにより、咽頭部が刺激されることで慢性咽頭炎を発症しているケースも多いため、長引くのどの痛みに対しては、医師の適切な診断と治療が大切です。咽頭炎の代表的な症状や原因別の治療方法について、詳しく見ていきましょう。

咽頭炎の種類と原因

咽頭炎は、大きく分けて急性咽頭炎と慢性咽頭炎があります。風邪の諸症状の1つとしても見られる咽頭炎は、のど風邪だろうと軽く考えてしまいがちですが、場合によってはクラミジアや梅毒トレポネーマ、結核菌などの病原体が原因となっていることもあるため、自己判断は禁物です。症状だけ見ても原因を特定することが難しい場合がほとんどのため、のどの痛みが続いたり発熱などの諸症状が見られる際は、早めに医師の診察を受け、原因に合わせた対処を行いましょう。

急性咽頭炎

急なのどの痛みが生じた場合は、急性咽頭炎が疑われます。風邪の諸症状としてのどに炎症が広がることが多く、成人の場合は90%がウイルス性と考えられています。

急性咽頭炎の症状や原因について、詳しくは『急性咽頭炎とは』をご覧ください。

慢性咽頭炎

慢性咽頭炎は、急性咽頭炎が長引いたり、喫煙・飲酒などにより慢性的にのどが刺激され、咽頭に炎症が起こってしまうことで引き起こされる病気です。のどを酷使する仕事をしている方が発症するケースが多いといわれている他、アレルギーや慢性鼻炎、逆流性食道炎の可能性もあります。

慢性咽頭炎の症状や原因について、詳しくは『早めの対処が肝心!慢性咽頭炎と急性咽頭炎の違いとは』をご覧ください。

咽頭特殊感染症

咽頭炎は、クラミジア、梅毒トレポネーマ、ジフテリア菌、結核菌など特殊な菌が原因となっている場合があります。特に、クラミジアや梅毒トレポネーマなどに感染して引き起こされる咽頭炎は、ディープキスやオーラルセックスなどにより感染することも多いため、注意が必要です。自覚症状が出にくく、自己判断ができないケースも多いため、のどに違和感がある方や、心あたりのある方は早めに医師に相談しましょう。

咽頭炎の症状

ウイルス、細菌、環境、生活習慣など、さまざまな要因により引き起こされる咽頭炎は、のどの痛みが代表的な症状です。場合によっては炎症や腫れ、発熱、全身の倦怠感などを引き起こすこともあり、日常生活にも大きな影響が出てしまいます。つらいのどの痛みをなくすためにも、早めに対処し、慢性化させないことが大切です。

咽頭炎の主な症状

咽頭炎の主な症状は、以下のものがあります。

  • のどの痛み
  • のどの違和感
  • 咳、痰
  • 飲み込む際の、のどの違和感
  • 発熱
  • 頭痛

咽頭炎の症状について、詳しくは『喉の痛み以外に発熱や頭痛も?急性・慢性咽頭炎の諸症状』をご覧ください。

咽頭炎の検査と治療法

咽頭炎は症状だけで原因を特定することは難しいといわれています。風邪の諸症状として見られることも多いですが、特に注意が必要なのは、溶連菌感染かどうかです。これを判断する場合は、分泌液を採取して検査をする必要があります。粘膜のただれ、白色の病変などが見られる場合は、特殊感染症やがんなどの疑いもあるので、組織を採取して調べることもあります。それら以外の場合では、のどへの刺激を抑え、消炎剤や抗アレルギー剤を使った治療が取られることがほとんどです。細菌感染が原因の際は抗生剤が処方されますが、ウイルス性咽頭炎の場合は抗生剤を使用しても効果はありません。

細菌性咽頭炎かウイルス性咽頭炎かの判断は、どちらも症状がよく似ているため、細菌性が疑われる場合に検体検査が行われます。咽頭炎のほとんどがウイルス性といわれていますが、細菌性の場合とウイルス性の場合では治療方法や薬の種類が異なります。咽頭炎の治療は一般的にウイルス性の場合は、消炎薬などによる対処療法が行われます。細菌性の咽頭炎と判明した場合には抗生剤の投薬や点滴による治療が中心となります。また、お酒やタバコなどの生活習慣が原因で慢性咽頭炎となっている場合は、生活習慣の改善も大切な治療の1つです。

咽頭炎の感染経路

咽頭炎は風邪ウイルスや細菌、結核などの特殊感染症によって引き起こされる場合、うつることがあります。黄砂やPM2.5などの大気汚染、アルコールやタバコなどの生活習慣が原因の場合は感染することはありません。ただし、感染性の咽頭炎の場合は、周囲もマスクの着用や手洗い・うがいなどを行い、感染を予防しましょう。食器を分けて使うことも感染予防には有効です。特に、免疫力の低下した高齢者や子供はウイルスや細菌が感染しやすいため、接触を控えた方がいいでしょう。