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感染の可能性に要注意!うつる咽頭炎とうつらない咽頭炎

更新日:2018/03/02 公開日:2016/11/20

咽頭炎の基礎知識

ウイルスや細菌、喫煙習慣など、さまざまな原因により引き起こされる咽頭炎は、うつる危険があるタイプとうつらないタイプがあります。うつる咽頭炎のタイプや、感染しないための注意点について、ドクター監修のもと解説します。

風邪の諸症状としてもよく見られる咽頭炎は、原因によってうつる咽頭炎とうつらない咽頭炎に分けられます。感染する咽頭炎はどのようなものか、また感染する場合の予防法や対策について見ていきましょう。

咽頭炎はうつるのか

のどの痛みや咳、場合によっては発熱などの症状が見られる咽頭炎は、うつるタイプとうつらないタイプがあります。ウイルスや細菌、特殊病原体によるものは感染の可能性があるため、注意が必要です。

感染する咽頭炎

感染する咽頭炎には、ウイルス性や特殊感染症のものがあげられます。

ウイルス・細菌性咽頭炎

咽頭炎を発症する成人のうち、約9割がウイルス性の咽頭炎であるといわれるほど、咽頭炎はウイルスが原因となる場合が多いです。インフルエンザや肺炎球菌などのウイルスは、風邪の原因としても知られるウイルスなので、感染する可能性があります。また、溶連菌という細菌も咽頭炎の原因細菌の1つです。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とも呼ばれる溶連菌咽頭炎は子供に多いといわれますが、大人も感染する可能性があります。合併症を引き起こす可能性がある病気なので、注意が必要です。もう1つ注意しないといけないのが、ヘルペスウイルスの仲間である単核球症咽頭炎です。口唇ヘルペスなどで知られるヘルペスウイルスは、口からの感染が多い病気です。

溶連菌感染症について、詳しくは『子どもに多く見られる溶連菌感染症の症状と原因』をご覧ください。

梅毒やクラミジアなどの特殊感染症

クラミジアや梅毒などの病原菌によって引き起こされる咽頭特殊感染症は、性交渉を通じた感染が考えられるタイプです。オーラルセックスなどにより、梅毒やクラミジア、ジフテリアなどの菌が咽頭に付着して感染する咽頭炎は、それぞれの原因菌に対する治療が必要になるので、正しく診断や治療を行わないと再発をくり返す可能性があります。

感染しない咽頭炎

咽頭炎の中でも、感染しない咽頭炎は、外的要因や生活習慣によるのどの刺激で発症する咽頭炎です。

タバコや飲酒など生活習慣による咽頭炎

喫煙、飲酒によりのどの粘膜が刺激されて発症する咽頭炎は、患者本人の生活習慣によるため、感染することはありません。

大気汚染などの外的要因

一部の咽頭炎患者の中には、黄砂やPM2.5などが原因で発症が疑われる方もいます。外的要因により引き起こされる咽頭炎の場合も、感染することはありません。

咽頭炎にかからないための対策と予防法

感染する咽頭炎の多くが、空気中にいる細菌やウイルスが原因です。特に、溶連菌の場合発症した時期が感染力のもっとも強い時期で、子供の場合は兄弟姉妹間での感染率が25%とも報告されています。インフルエンザや溶連菌性咽頭炎は、家庭や学校内での感染が多いのでマスクや手洗いなどを行い、感染を予防しましょう。また、子供や高齢者の場合は、できるだけ咽頭炎患者との接触を控えることが望ましいです。咽頭炎は口を介して感染するため、家庭内での感染を防ぐためには、食器を分けて使用することも有効です。

咽頭炎の治療方法

咽頭炎の治療は、原因に合わせてさまざまな方法があります。ウイルス性の場合は消炎剤や解熱剤などによる治療が採用される場合がほとんどです。また、細菌性の治療には抗生物質や抗菌剤などが使用されます。