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脳梗塞の前ぶれの可能性もある足のしびれ

更新日:2019/08/26 公開日:2016/11/20

身体のしびれの基礎知識

足のしびれの原因は、血行不良による血管性と、神経が圧迫されることで引き起こされる神経性に分けられます。脳梗塞などの病気の前ぶれとしても現れる足のしびれについて、ドクター監修の記事で解説します。

散歩をしているときや寝返りをうったときに、足にしびれを感じたことはないでしょうか。それは、思わぬ病気が原因となっているかもしれません。病気の発症を防ぐためにも、しびれの原因や予防策を把握しましょう。

3種類に分類される、しびれの感じ方

足をはじめとするしびれの感じ方は、運動麻痺、異常知覚、感覚鈍麻の3種類に分けられます。運動麻痺は、しびれによって手を動かしにくくなる症状で、運動機能障害によってもたらされることが多いです。異常知覚は、チクチク、ビリビリ、ズキズキといった感覚が、ときに痛みをともなって現れる症状、感覚鈍麻は手足の感覚がしびれて麻痺している状態のことです。熱さや冷たさ、痛みを感じないこともあります。

足のしびれの原因は血管性と神経性

足のしびれの原因は、大きく血管性と神経性に分けられます。血管性のしびれは血行不良によるもので、運動時に起こることが多いようです。歩き始めてしばらくして、足がしびれてきたり痛みを感じたりした場合は、血流障害の下肢閉塞性動脈硬化症などが疑われます。神経性のしびれは安静時にも起こりやすいといわれています。椎間板ヘルニアなどによるしびれや痛みは、神経が圧迫されたときに引き起こされるので、前屈みや寝返りをうったときなど、姿勢の変化によってしびれが発症することがあります。

しびれを引き起こす病気とは

足のしびれは、病気によって引き起こされているかもしれません。心配される病気としては、脳梗塞などの脳血管障害によるものがあげられます。動脈硬化によって脳への血液が欠乏すると、一時的に足などのしびれや言語障害が起こることもあります。片方の足がしびれたり力が抜けたりした場合は、一過性脳虚血発作という脳梗塞の前ぶれであることが考えられるため、すぐに治まっても安心は禁物です。朝起きたときに足がしびれていた場合も脳梗塞の疑いがあるので、症状が軽くても早めに病院で診察を受けましょう。

他にも、糖尿病の合併症である糖尿病性神経症や、足先が青白くなって潰瘍(かいよう)ができることもあるバージャー病、しびれとともに極度の不安を感じるパニック障害などが原因となって足のしびれを感じることもあります。歩行困難にもなる閉塞性動脈硬化症や、かかとから足の裏がヒリヒリするようにしびれる足根管症候群などが原因となる場合も、しびれが症状として現れるので注意が必要です。

血行不良を改善して予防しよう

血管性の足のしびれを起こす血行不良は、姿勢が悪かったり、長時間座っていたりすることが原因かもしれません。身体の冷えや圧迫があっても足がしびれることがあるので、適度な運動やストレッチ、体形に合った衣服を身につけることなどを心がけましょう。生活を改善しても症状が治まらないときは、病気が原因になっている可能性があるので、すぐに病院で診察を受けてください。

原因の判断が困難なら総合病院へ

足のしびれの原因には、さまざまな病気が考えられます。整形外科が該当する場合もあれば、脳神経外科や精神科での診察が必要な場合もあります。判断が困難であれば、かかりつけの医師に相談するか、総合病院で症状を説明して判断してもらいましょう。しびれが一時的に治まったとしても、放置せずに早めに病院で診察を受けましょう。