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赤ちゃんの首が傾いている?もしかしたら筋性斜頸かも

更新日:2018/06/26 公開日:2016/12/08

斜頸の基礎知識

赤ちゃんの首が傾く筋性斜頸(しゃけい)について、ドクター監修の記事で解説します。自然に治るケースが大多数ですが、適切な治療をしないと成長に支障をきたす可能性もあります。また、家庭で行える対処法も知っておきましょう。

生まれたばかりの赤ちゃんの首が傾いていたり、同じ方向しか見なかったりする場合、先天性の筋性斜頸(しゃけい)の可能性があります。筋性斜頸とはどのような病気なのか、詳しく見ていきましょう。

赤ちゃんに見られる筋性斜頸とは

赤ちゃんの首が右か左のどちらかに傾いており、動かそうとしても反対側を向かせられない場合は、首のあたりにしこりができている可能性があります。これが筋性斜頸です。ただし、赤ちゃんの場合には向きぐせによる斜頸もあるので、注意が必要です。向きぐせによる斜頸の場合は、頭を反対側に動かすことができます。筋性斜頸のしこりは、出産で産道を通るときに圧迫されてできるのではないかと考えられています。実際に、逆子や難産で生まれた赤ちゃんに多く見られます。全体で見ると、新生児の0.08~1.9%に筋性斜頸が起こるとされています。筋性斜頸が学童期まで続くと、顔面が左右非対称になる可能性があるでしょう。また、股関節や足の変形といった先天的な異常をともなっているケースも少なくありません。

筋性斜頸のほとんどは自然治癒する

筋性斜頸は、特別な治療をしなくてもしこりが徐々に小さくなっていき、90%ほどが自然に治ります。1歳半くらいで改善されることがほとんどですが、2歳を過ぎても治らないようであれば、装具を使った矯正や、つっぱっている筋を切除する手術を行います。新生児でもしこりが大きく重症なケースでは、はじめから手術を検討されるでしょう。一般的には自然治癒を目指すので、家庭での寝かせ方などに工夫をしながら様子を見ていきます。

筋性斜頸を改善するために家で行えること

筋性斜頸によって赤ちゃんの顔が一方しか向かないのを避けるために、枕やタオルの置き方を工夫して正面を向くようにするとよいでしょう。また、授乳時も常に同じ方向を向かないように意識します。話しかける方向やテレビを見せる向きなどにも注意が必要です。頭の骨の形が変形しないように、起きているときにはできるだけ腹這いにさせることをおすすめします。ただし、自己流でこのような対策をしないでください。特に、マッサージはおすすめできません。赤ちゃんに筋性斜頸の症状がある場合は、小児専門の整形外科医がいる病院を受診して、正しい指導を受けましょう。