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後遺症やリスクの最新情報は?視力回復を目指す手術とは

更新日:2018/05/02 公開日:2016/12/06

視力回復の方法

視力回復といっても方法はさまざまで、広く知られているレーシックの手術にも複数の種類があります。レーシックなど手術による視力矯正方法を中心に、それぞれの視力回復方法について、ドクター監修の記事で解説します。

メガネが手ばなせない人にとって裸眼での生活は憧れともいえます。ひとくちに視力回復といっても方法はさまざまです。視力を回復するにはどのような方法があるのか見ていきましょう。

視力回復のための手術

視力回復のための手術方法として一般的に知られているのはレーシックです。レーザーで角膜の表面部分を薄く削ることで光の屈折力を調節し、視力矯正を行います。角膜のフタ(フラップ)を作成するのにレーザーと眼球専用カンナのどちらを使用するか、または、コンベンショナルかオーダーメイドかというポイントで分けることができます。

代表的なレーシックの種類と、眼内レンズ手術、新しい視力矯正手術は以下のような方法があります。

レーシック

スタンダードなレーシックでは、マイクロケラトームという眼球専用カンナを使って、角膜の表面に角膜フラップを作成します。フラップをめくりエキシマレーザーを照射し、角膜の屈折力を調整して矯正を行います。角膜に痛みがなくすみやかに視力回復できます。強度近視の人やもともと角膜が薄い人には適さないことがあります。

角膜フラップの作成には、フェムトセカンドレーザーというレーザー照射が選択されることもあります。作業を機械で制御するので、フラップを閉じたときのズレやシワが起きにくく、合併症リスクを減らすことを期待できます。

PRK(ピーアールケイ)

角膜上皮を削りエキシマレーザーで角膜を切除する方法です。レーシックが適さない人で、近視や乱視が軽い場合に行われます。わずかですが術後に違和感と痛みがあり、視力回復に1週間ほどかかります。

ReLEx smile(リレックススマイル)

レーシックとは異なりフラップを作成しません。最少でわずか2mmという切開幅は、レーシックのおよそ10分の1です。術後にドライアイが起こりにくいというメリットがあります。一方、ReLEx smileでは、レーシックで治療できる微細な角膜のゆがみ(高次収差)を治療できないなどのデメリットもあります。

フェイキックIOL

眼内コンタクトレンズ手術とも呼ばれ、眼内レンズの挿入位置によって前房型と後房型(ICL)に分けられます。1日で両目の手術が可能な後房型が現在は主流といえます。強度近視以上では、レーシックよりも鮮明で自然な視界が得られます。軽度から最強度の近視まで幅広く矯正可能で、乱視も同時に治せます。

角膜内リング(ICRS)

角膜の形状を変えるために角膜内にリングを埋め込みます。円錐角膜の人に適応ですが、術後もソフトコンタクトレンズあるいはメガネでの矯正がある程度必要になるといわれています。

手術以外の治療方法

手術をしたくない人には、以下のような方法があります。

オルソケラトロジー(視力回復コンタクトレンズ)

専用のコンタクトレンズを夜間のみ着用することで、角膜の形を変化させて視力を回復させる方法です。昼間は裸眼で過ごせるメリットがありますが、主に軽度近視が対象とされています。

視力回復トレーニング

近視、遠視、弱視などそれぞれの眼の状態に合わせたカスタムオーダーメイドのトレーニングで視力を鍛え、回復を目指す方法です。信用ある医療機関で一定の効果が実証されている専門施設もありますが、強度近視に対する劇的な効果が期待できるというわけではないともいわれています。

視力矯正手術では現在、近視だけではなく、乱視・遠視・老眼の矯正も行うことができます。眼科専門医が在籍する医療機関に相談することをおすすめします。自分にはどの治療方法が適しているのか十分に検討してから決めましょう。

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