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正しく理解しておきたいステロイドの副作用

更新日:2017/04/15 公開日:2017/04/15

ステロイドは抗炎症作用や抗アレルギー作用、免疫抑制作用など、非常に高い効果のある薬である一方、副作用が現れやすいので注意が必要です。医療において、一般的にステロイドと呼ばれているのは副腎皮質ステロイドのことです。ここでは、副腎皮質ステロイドの副作用について解説します。

ステロイドの副作用の現れ方

ステロイドの種類によって副作用が現れやすいものがあるだけでなく、投与の仕方も大きく影響し、長期に渡って毎日のように多量に服用すると副作用が生じるリスクも高まる傾向があります。少ない量を短期間で服用すれば軽く抑えられることがありますが、ステロイドの種類やその人の体質にもよるので一概にはいえません。

ステロイドを外用薬として用いる場合は、皮膚の厚さによって効果や副作用の現れ方が異なることも知っておきましょう。たとえば、顔や首は皮膚が薄いので、皮膚が厚めの腕や足よりも、作用の弱いステロイドを塗る必要があります。同様に、皮膚がまだ薄い乳幼児に対しても、成人に使うよりも効果の弱いステロイドを使わなければなりません。

ステロイドの主な副作用

種類によって異なりますが、ステロイドの副作用には、不眠、不安、精神障害、異常味覚、食欲増進、発汗、頭痛、筋肉痛、感染症、消化性潰瘍(胃潰瘍や十二指腸潰瘍)、高血圧、白内障、副腎不全、骨粗鬆症、無菌性骨壊死などがあります。ステロイドの副作用のリスクは多岐に渡りますが、副作用をおそれて自分の勝手な判断により途中で投与をやめたり量を減らしたりしてはいけません。ステロイド治療をいきなり中断すると、身体の活力がなくなって衰弱する他、食欲不振や異常行動、消化器症状といった副作用が現れ、治療中の病気が悪化する可能性もあります。

スポーツ選手などが筋肉増強剤として用いることのあるアナボリックステロイドにも副作用があります。特に精神神経症状が強く、イライラして攻撃的になったり、気分が落ち込んでうつ状態になったりするケースが少なくありません。

副作用をできるだけ起こさないために

ステロイドには強い副作用があらわれるリスクがありますが、ステロイドを使用しなければ治療できない病気が数多くあるのも事実です。特に、重症な病気であるほどステロイドに頼らなければならないことが多いので、副作用の危険性を十分に理解したうえで慎重に使用する必要があります。

使用する際の注意点としては、投与する量と期間、急な休薬や減薬を避けることがあげられます。自己判断ではなく、必ず医師の指示に従ってください。ステロイド治療をやめる際にも、副作用が生じないように投与期間などを考慮したうえで適切に量を減らしていかなければなりません。また、副作用が現れる前の対策として、薬剤を使用するケースもあります。たとえば、ステロイドを3か月以上投与する場合は、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を予防する治療も行われるでしょう。

副作用が現れた場合の対処方法

ステロイドの副作用が現れた場合は、その症状に合わせた薬剤の投与などが行われます。

対処法の一般的な例

●骨粗鬆症

ビスホスホネート製剤やビタミンK、ビタミンDを投与

●糖尿病

食事制限を行いつつインスリンを使用

●白内障

点眼薬による治療、もしくは外科的治療

●消化性潰瘍

胃粘膜を保護する薬や抗潰瘍剤を処方

●精神障害

抗精神薬や抗不安薬、抗うつ薬を処方

場合によってはステロイドの量を減らすだけでなく、ステロイド治療を中止することもあるでしょう。いずれにしても、自分の病気の状態やステロイドによるメリット・デメリットを医学的な観点から判断して行われるものです。自己判断ではなく、医師と相談しながらステロイドを使用していくことが大切です。

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