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出産までの陣痛の間隔や時間

更新日:2018/06/20 公開日:2017/03/25

出産・分娩の基礎知識

母体で陣痛が始まることにより分娩へ進みますが、陣痛とは実際、どの程度続くのでしょうか。出産までの陣痛の間隔や、陣痛の周期、出産経験による持続時間の違いについて、ドクター監修の記事で解説します。

一般的に、分娩時に起こる子宮の収縮を陣痛といいます。妊娠で一番心配されるのが、この陣痛といっても過言ではないでしょう。本記事では、出産までの陣痛の間隔と、陣痛が継続する時間などについて解説します。

陣痛とは

陣痛とは、本来の意味では周期的に子宮が収縮することをいいます。世間一般で陣痛といわれるものは分娩陣痛をさし、出産の際に起きる痛みのことです。陣痛は、この分娩陣痛の他にも、妊娠中に起こる軽い前陣痛、分娩直前の軽い前駆陣痛、産後に子宮が元に戻ることによる後陣痛があります。つまり、陣痛はお産のときだけではなく、妊娠中から妊娠後にかけて起きる可能性があります。

分娩陣痛の定義

分娩陣痛の定義は、規則正しく10分おきに起こるもの、または、1時間に6回以上みられる陣痛です。なお、分娩陣痛が他の陣痛と異なる点は、子宮の収縮と休止がくり返し行われているという点です。羊水を包む卵膜によって生成される、プロスタグランジンという物質と、胎盤などから分泌されるオキシトシンという物質によって、陣痛は強くなっていきます。

陣痛が始まる兆候とは

陣痛の始まりが近づいてくると、胎動が減り、胎児の下降が感じられるようになります。また、尿意を頻繁に感じたり、膣からの分泌物が増えたり、腰痛を感じたりするようにもなります。陣痛の前身となる前陣痛や前駆陣痛も、陣痛の兆候のひとつです。分娩時の陣痛とは異なり、弱い陣痛が不規則に起こります。

なお、分娩陣痛が始まると、膣から血性の粘液がみられ、破水が起こります。膣からみられる血性の粘液は産徴(さんちょう)もしくは、しるしとも呼ばれ、陣痛が始まる前にみられることもあります。破水とは、羊水を包む卵膜が破けることで、通常は陣痛が始まってからみられますが、陣痛前に起こることもあります。

陣痛の間隔について

分娩については、第1期である開口期、第2期である娩出期、第3期である後産期に分けられます。それぞれ、第1期は、陣痛が始まってから子宮口が全開になるまで、第2期は、子宮口が全開になってから胎児が出てくるまで、第3期は、胎児が出てきてから胎盤を出すまでの時間です。

分娩陣痛に関わるものは、第1期と第2期です。子宮口が全開であるかは、直径が10cmに達したかどうかで判断され、陣痛の周期については子宮口の直径によって呼び方が変わり、子宮口の直径4~6cmで3分周期、7~8cmで2分30秒周期、直径9cmを超えた時点で2分周期となります。出産が近づくにつれて、陣痛の間隔は短くなります。さらに、間隔が短くなるだけではなく、出産の時期が近づくにつれて陣痛は長くなり、子宮の収縮も強くなっていきます。

陣痛の時間について

陣痛の時間は、初めて出産を経験する初産婦と経産婦とでは異なります。初産婦の場合、第1期に要する時間が10~12時間、第2期で2~3時間の、計12~15時間です。一方、経産婦の場合は、第1期で4~6時間、第2期で1~1時間30分で、計5~7時間30分です。初産婦と経産婦とでは、約2倍も開きがあります。ただし、陣痛の時間は個人差があるため、これらはあくまでも目安として考えてください。