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陣痛促進剤の費用はどれくらい?

更新日:2017/01/18 公開日:2017/01/18

出産・分娩の基礎知識

母体や胎児の状態などによって、陣痛促進剤が使用されることがあります。もし、陣痛促進剤が使用される場合、出産の費用に影響はあるのかといった疑問や、陣痛促進剤の概要について、ドクター監修の記事で解説します。

計画分娩などでは、陣痛促進剤を使用して陣痛を促すケースがあります。本記事では、陣痛促進剤を使用した場合、費用はどのようになるのか、また、陣痛促進剤の使用目的とリスクなどについて解説していきます。

陣痛促進剤とはどのような薬なのか

陣痛促進剤は、陣痛を誘発するための薬です。点滴や錠剤によって処方されます。

陣痛促進剤が使用されるケース

通常、陣痛促進剤が処方されるケースは、妊娠の継続が難しい場合や、胎児に対する早期の外科的な処置が必要な場合など、医学的に適応があると認められたときです。しかし、医学的な理由がなくても、妊婦側の希望で陣痛促進剤を使用することもあります。

母体や胎児への影響とは

陣痛促進剤による影響には個人差があり、わずかな量でも過強陣痛という強い陣痛を引き起こす場合があります。また、副作用として吐き気や頭痛、わずかながらショック症状や胎児機能不全などのリスクの可能性もあります。

陣痛促進剤でのメリットやデメリットとは

陣痛促進剤は陣痛を誘発することによるメリットもある薬ですが、デメリットも存在します。

陣痛促進剤を使うことの利点

陣痛促進剤を使用することによって、陣痛を早められるという利点があります。妊娠が続くことによって、母体や胎児に悪い影響が考えられる場合に有効です。また、出産の日取りを決められて、陣痛の不安を抑えることに対しても有効です。

陣痛促進剤によるリスク

陣痛促進剤は、少なからず薬の副作用が現れるリスクがある他、子宮や頸管(けいかん)の準備が整っていない場合は、帝王切開の可能性が出てくるリスクもあります。

陣痛促進剤における注意点

陣痛促進剤を使用する前後での注意点があります。

使用する前の注意点

過去に帝王切開の経験を持っているなど、子宮破裂をはじめとするリスクがあれば、陣痛促進剤を使用できない場合があります。

使用した後の注意点

個人差はあるものの、人によっては陣痛促進剤の使用で副作用を感じるケースもあります。事前の医師との相談・確認が大切です。

陣痛促進剤の費用について

陣痛促進剤の費用は、受診する医療機関や使用量などによって、変わる可能性があります。また、陣痛促進剤の使用にともなって入院が必要になった場合は、入院による費用も加算されるので注意しましょう。なお、出産における費用については、健康保険の適用外ですが、妊婦側の希望で陣痛促進剤を使用した場合も健康保険の適応外となります。

陣痛促進剤と補助金について

妊婦側の希望で使用した陣痛促進剤を含めた出産の費用は健康保険適用外ですが、出産については出産育児一時金という制度があり、妊娠85日以上で出産したときに受けられる給付金です。胎児一人につき42万円、産科医療保障制度に加入していない医療機関で出産した場合、または在胎週数22週未満の分娩の場合は、40万4,000円の給付を受けられます。

通常は、実費で出産にかかる費用を清算した後に給付金を受けられますが、希望すれば精算時、医療機関に直接支払ってもらうことも可能です。この制度は、直接支払制度といいます。請求額が出産育児一時金よりも少ない場合は、手続きによって差額分を受け取ることもできます。