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風邪をひいたときに関節痛が起こる理由 

更新日:2017/03/25 公開日:2017/03/25

関節痛・変形性膝関節症の基礎知識

頭痛や発熱などをともなう風邪をひいたとき、体の関節に痛みを感じる方も多いかもしれません。風邪と関節痛には一体どのような関係があるのか、風邪が引き起こす関節痛の原因と具体的な対処法についてドクター監修の記事で解説します。

風邪をひいたと同時に起こる関節の痛みはおもに、ウイルスが原因であると考えられています。風邪が引き起こす関節痛の詳しい原因を知り、改善させるための具体的な対処法について詳しく解説します。

関節痛とは

ひざやひじ、足、肩など、あらゆる部位の関節にひどい痛みが発生することを関節痛と呼びます。一般的には、年齢とともに起こりやすい症状とされ、体のさまざまな関節が痛むこともあれば、一部分のみが痛む場合もあります。

原因について

関節痛とは、一般的に加齢による変形性関節症が原因であると考えられています。

変形性関節症は、加齢とともに長年にわたり使用していた関節と関節の間をつなぐ軟骨がすり減ってしまうことや筋力が衰え、関節への負担が増すことで起こることが、主な原因として考えられます。

風邪で起こる関節痛

いわゆる風邪の原因は殆どがウイルス感染と言われております。風邪をひいたときに起こる関節の痛みの原因は、も同様に、そのほとんどがウイルスによるものだと考えられています。また、この原因のひとつに、さらに体内で分泌されるプロスタグランジンE2という物質が深く関わっていることがわかっています。

これは風邪をひいたときに発生する体内のメカニズムに関係しています。風邪は、私たちの体にウイルスや細菌が入り込んできた段階から始まります。このような状態になった場合、体はウイルスから身を守るために、白血球からサイトカインという物質を分泌しますが、場合によっては、このサイトカインが過剰に分泌されてしまうことがあります。その場合、臓器が機能不全になってしまう危険性をともなうため、サイトカインの生成を少しでも抑えるためにプロスタグランジンE2という物質が分泌されます。

しかし、サイトカインを抑制するために分泌されるプロスタグランジンE2には、関節の痛みを引き起こす特徴があります。風邪を引いたときに起こる関節痛は、ウイルスから身を守るために必要な痛みとも言えるでしょう。

痛みの対処法

風邪をひいたときに起こる関節痛の痛みを解消する一番の対処法は、いち早く風邪を治すことです。風邪をひいたときに起こる体内の仕組みについて説明した通り、ウイルスから身を守るために関節痛が引き起こされているため、一番大切なのは、安静にして、睡眠と栄養をしっかりとること。そして、ゆっくり時間をかけて養生することが大事です。