角質や角栓など、古くなったお肌の汚れは意外と洗い流せないものです。力をこめてゴシゴシと洗えば、ただただ肌を傷つけ、余計に汚くなってしまうこともあります。そんな繊細なメンズのお肌にもってこいなのがこんにゃくスポンジです。きめ細やかな肌触りで、肌を傷つけることなく洗顔できると評判です。こんにゃくスポンジの成分と詳しい使い方について説明します。
こんにゃくスポンジは100%自然由来成分
こんにゃくスポンジはその名の通り、こんにゃくによって出来ています。正確に述べると食べるこんにゃくと同じく、グルコマンナンという成分から作られており、100%自然由来の成分のみで作られています。意外にもその歴史は古く、江戸時代の書物にも、こんにゃくから作られた洗顔の道具が記されており、細かな形は変わりましたが、約400年前から使われ続けているものなのです。
こんにゃくスポンジの効果
古い角質や角栓を優しい力で取り除く
こんにゃく繊維は弱アルカリ性です。逆に、お肌の汚れといえる皮脂や角質、角栓は弱酸性です。アルカリ性と弱酸性が混ざり合うと対の関係である成分が一緒になるので、中和反応が働きます。中和反応がおきると、お肌の汚れは簡単に取り除かれます。それまではゴシゴシと肌を傷つけながら洗顔をしていた男性も、触れるか触れないかといった優しい力で、角質・角栓を洗い流すことができるのです。
肌を傷つけず、保水力(うるおい)をキープ
優しい力でもしっかりと角質・角栓は落とすことができるので、当然、お肌はこれまでと比べ、傷つくことはなくなります。ゴシゴシと強く洗顔しているがために、必要な皮脂も流すことが原因で乾燥肌に悩んでいる方には特に効果があるでしょう。そのほかの方も余計に肌を傷つけることはなくなるので、保水力を保つことができ、お肌は潤いをもつことができるでしょう。
こんにゃくスポンジの使い方と注意点
こんにゃくスポンジの使い方
まず、柔らかくなるまでお湯につけましょう。購入した直後のこんにゃくスポンジはこんにゃくのイメージとは異なり、硬い状態です。このままでは、洗顔に使うことはできないので、まずはお湯につけて柔らかくします。お湯につけて十分にほぐれ、柔らかくなったらお湯から出して軽く絞ってください。
次に、こんにゃくスポンジが柔らかくなったら、普段使用している洗顔フォームをつけてやさしく揉み、泡立ててください。このとき、空気を含ませながら泡立てることを意識し、なるべく柔らかく弾力のある泡をつくることを心がけましょう。ちなみに、洗顔フォームをつけなくても、こんにゃくスポンジは弱アルカリ姓であるため、水だけでも汚れを落とすことができます。
次に、やさしく円を描くように洗います。洗い方のコツは、ふわりと触れる程度の位置で、円を描くようにやさしく洗うことです。決して強くゴシゴシとは洗わないようにしましょう。乾燥肌からくる肌荒れにお悩みの方は、洗い足りないかなという程度にとどめておくのがベストです。少し皮脂量が多いかなという方は、Tゾーン(おでこと鼻の頭にかけて)を少し入念に洗うようにするのがよいです。
洗顔が終わったら、軽く水(またはぬるま湯)で洗い流しましょう。ここでの注意点はやさしく洗い流すことと泡を残さないことです。実は洗顔では傷ついていなくても、泡の洗い流しからタオルでふくまでの過程で、お肌を傷つけている方も多いのが事実です。また、泡のすすぎ残しにも注意しましょう。泡のすすぎ残しは、毛穴を詰まらせ、角栓を増やし、にきびや黒ずみを発生させる原因にもなりかねません
こんにゃくスポンジの注意点
顔の泡を洗い流したら、こんにゃくスポンジをお手入れしましょう。まずは3~5回に分けて軽く絞り、水気をなくしましょう。1度でギュッと絞ってしまうと、こんにゃく繊維を傷めやすくなりますので注意をしてください。基本は数回に分けて、洗うようにしてください。保管は冷蔵庫や湿気の少ないところに干してましょう。こんにゃくスポンジは自然由来の商品ですので、雑に管理しているとカビが生えてしまうことがあります。そのため、水気をしっかり切り終えたら、タッパーに入れ、冷蔵庫に保管する。または、湿気の少ない場所に干して保管するようにしましょう。もし、スポンジにカビが生えたら、繊維が崩れてきた時は買い替え時の合図ですので、無理に使うことなく新しいスポンジに替えるようにしてください。
肌荒れやニキビ、角質・角栓について悩みをお持ちでしたら、一度こんにゃくスポンジを試すのもよいかもしれません。悩ましいお肌のトラブルといっても、必ず対処法はあります。紹介したこんにゃくスポンジに限らず、正しい使用方法に沿って使うことで、少しずつでも解決へと向かうことと思います。
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