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目に出血が起こる原因とは

更新日:2017/03/28 公開日:2017/03/28

目のトラブルの基礎知識

突然、目が赤く染まる経験をしたことがある人は多いでしょう。これが充血なのか出血なのか別の病気なのか、見極めるのは難しいとされます。ドクター監修の記事で目の出血について原因や治療法を理解し、適切に対処をしていきましょう。

ふと鏡を見たときに、目に出血があり赤く染まっているという経験をしたことがある人は少なくないかもしれません。目の出血といっても、原因はひとつではありません。なかには早急な診察が必要となるものもありますので、ドクター監修のもと詳しく見ていきましょう。

目に出血が起こる原因とは

白目が出血する原因のひとつとして考えられるのが、結膜下の出血です。これは、白目の表層にかぶさるように張りついている結膜と言う粘膜の下にある微細な血管が破れて出血してしまうことが原因だと考えられます。白目にこのような出血がみられるものを結膜下出血(けつまくかしゅっけつ)と呼んでいます。

また、目に出血が起こるもうひとつの原因としてあげられるのが眼底(がんてい)からの出血です。眼底とは網膜と視神経がつながっている部分で、カメラのフィルムのような役割を果たしている組織でもあります。この網膜の血管が出血してしまう状態を眼底出血と呼んでいます。

自覚症状

結膜下出血は、痛みやかゆみを生じることはほとんどないといわれています。症状は自覚されないものの人から指摘されて出血に気がつくといったケースが多いとされています。症状はないように感じることが多いとされていますが、実際には、出血した血液が小さな点や斑点になっていたり、白目全体などに赤く広がったりする症状が現れていることが多いようです。

眼底出血は高血圧や糖尿病、動脈硬化の一環として発症するとされています。眼底出血は、進行すれば視力低下を自覚しますが、初期の段階では無症状で進行しますので、これらの病気に罹患している場合は、自覚症状がなくとも、必ず眼科で定期的に眼底検査を受けるようにしましょう。

出血と充血の違い

出血と充血には明確な違いがあるとされています。充血は、血管が膨張している状態のため血管の線が走っています。つまり、血走っているように見えるのが充血となります。しかし、出血の場合は、べったりと赤く塗ったように染まることが多いといわれています。そのため、充血のように血管が目立つのではなく、全体が赤く染まったようになるという違いがあります。

主な原因

目の出血にはいくつかの原因が考えられます。それぞれの症状や状況についてどのような原因が考えられるかみていきましょう。

痛みやかゆみがない

これに加えて、特別思い当たる外傷などがない場合には、結膜下出血である可能性が高いと考えられます。目はちょっとした日常の出来事でも出血することが多く、くしゃみ、咳、寝不足などの他に、年齢を重ねることで血管がもろくなってしまって血管が破れるというケースもあります。これらで発症した軽度なものの場合、特別な治療などを必要とせず、10日前後で元の白目の状態に戻ると考えられているため心配はいらないといわれています。

ボールがあたった、なにかにぶつけた

思い当たる外的要因がある場合は、すみやかに病院へいって適切な処置を受けるようにしましょう。放置することで症状が拡大したり、別の疾患を誘発する可能性もあります。

かゆみや痛みがある、めやにがでる

ウイルス性結膜炎の可能性があります。ウイルスが原因で発症するこの結膜炎は、感染力が非常に強く、学校への登校もドクターの了承なしではできません。また、集団感染するおそれがあるため、人混みへの外出も控えるよう求められます。すみやかに専門医に相談するようにしましょう。

また、充血である場合も同様に結膜炎の可能性があります。結膜炎には人への感染力が強いものと、感染しにくいもの、アレルギーを原因とするものに種類が分かれ、それぞれ原因や治療が異なります。人への感染力が強いものは重症化するものが多いため、軽視せずに病院へ行くようにしましょう。

出血をくりかえす

2週間以上出血している、出血をくりかえす、痛みをともなう、目が見えにくくなった、その他高熱や体調が優れない、といった症状の場合、なんらかのウイルスを原因として発症している可能性があります。特に黒目に結膜がたるんでかかったような症状があらわれていれば、「結膜弛緩症(けつまくしかんしょう)」の可能性があります。これは加齢による影響であらわれるとされています。

さらに、インフルエンザやマラリアなどの感染症にかかった場合も、結膜下出血を併発することが多いと考えられています。まず、原因およびウイルスの特定と治療が必須となります。放置したり、軽視して通院を怠ることで症状の悪化だけではなく、周囲へ感染する危険性があるので注意しましょう。

それ以外のケース

まずは自覚症状と外的要因について考えましょう。もし体調が悪い、目やその周囲が痛いとった症状も同時にある場合は、眼精疲労やストレスなど他の要因が出血の引き金となっている可能性もあります。まずは睡眠と栄養をしっかりとり、療養に努めることも大事ですが、よくならない場合は病院に行ってドクターに相談するようにしましょう。

治療法

痛みやかゆみ、その他の自覚症状が特にないといった軽度な結膜下出血の場合は、特別な治療を行わなくても1週間~2週間程度で、もとの白目に戻るとされています。もし、目が痛いなどそれ以外に症状がある場合は、結膜下出血でも軽度として考えない方がよいでしょう。自分が一番つらいと感じている症状(目が痛いなら眼科など)に合わせて、専門医に相談するようにしましょう。

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