スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

妊娠期における初期とは

更新日:2017/04/13 公開日:2017/04/13

妊娠・出産期の基礎知識

体調の変化などが多い妊娠初期を安心して過ごすためには、どのようなことを心がけるべきか理解しておく必要があります。また、妊娠初期に通院をする目的や起こりやすい体調の変化などについてもドクター監修の記事で解説します。

妊娠初期は体の変化が感じやすい時期です。人によっては体調不良を招き、心身ともに不安定になってしまうこともあります。妊娠は病気ではないとはいえ、さまざまな不安や困りごとを感じてしまうことも多いでしょう。妊娠初期にはどのような症状が起こるのか、そして、どのようなことに気をつけなければいけないのかなどについてご紹介します。

妊娠期間について

妊娠期間中は最後の生理開始日を0週として生産期までを週数にして把握する形式をとります。このようなかたちは妊娠週数といい、妊娠週数に応じた診察や問診などの妊婦健診を行なうことで母体や胎児の様子を細かく把握していきます。また、妊娠週数によって受ける検査や保健指導内容も異なるため、その目安としても使われます。

しかし、もし妊娠週数に応じた妊婦健診を受けなかったら、胎児が順調に育っているのかどうかがわかる手段がなくなってしまいます。出産に向けて気をつけなければいけないことがわからないまま、出産を迎えるかたちとなって出産が非常に危険なものとなってしまいます。妊娠中はさまざまな病気や体のトラブルにかかる可能性が高くなります。日頃どんなに体力と健康に自信があっても、妊婦健診だけはきちんと受けるようにしましょう。

妊娠初期とは

卵子と精子が結びついて受精卵となり、その受精卵が子宮内膜に着床できた状態を妊娠と言います。通常であれば、受精後6~7日ほどで妊娠が成立します。そして妊娠4週から妊娠15週までを妊娠初期といい、妊娠が確定した段階で母子手帳が交付されます。妊娠初期の場合は、4週間に1度、妊娠の経過が順調かどうかを確認するために妊婦健診を受けることになります。ちなみに妊婦健診は、妊娠24週から35週までは2週間に1度、36週以降は1週間に1度と、少しずつ健診を受ける頻度が増えてくことになります。

この時期に妊婦として行なっておくべきことの1つとして、母親学級への参加があげられます。また、両親学級という男性も一緒に参加できるようなものも開催されていることが多く、夫婦で一緒にこれから生まれてくる赤ちゃんのことを学ぶことができます。また、分娩前後に実家に帰省をする、いわゆる里帰り出産を希望の方は、帰省地の担当窓口へ連絡して母子保健サービスについての説明を受けておく必要があります。

その他、今後の妊婦健診や出産、入院に必要な費用について確認しておくことも忘れてはいけません。特に妊婦健診や出産の費用については自費扱いとなり、高額な費用が必要となります。ただ、公費助成を受ければ、負担額は少額ですみます。市区町村の窓口で手続きをしておくようにしましょう。

妊娠初期に起こる体調の変化

妊娠初期はさまざまな面でお母さんの体が変化します。もちろん月経は止まり、代わりにつわりが開始します。嘔吐やむかつき、食べ物の好みが変化するといった症状があらわれますが、なかでも症状が重いものは「妊娠悪阻(にんしんおそ)」と呼ばれ、場合によっては受診や入院が必要になる場合もあります。通常であれば妊娠16週あたりにはおさまりますが、できるだけ無理をせず、疲れを感じたらすぐに休むように心がけながら過ごしましょう。他にも、赤ちゃんの成長によって子宮が大きくなることで起こる頻尿や、骨盤の動きによる腰痛、黄体ホルモンが関係している頭痛といった症状があらわれることもあります。つらい場合は、ドクターはもちろん看護師や助産師などにも相談し、決してひとりで抱えこまないようにする必要があります。

妊娠初期に注意すべきこと

妊娠初期は切迫流産が起こりやすく、注意が必要です。赤ちゃんがまだお腹の外で成長することが不可能な時期(妊娠22週未満)に、妊娠が中断されてしまう状態を流産といい、この流産が起こりそうな状態を切迫流産と言います。出血や下腹部痛をともなうことが多いので、このような症状があらわれたらすぐにドクターに相談するようにしましょう。また、ひどい便秘、激しい動悸、普段とは違うおりものなどの症状があらわれた場合も、できるだけ早く病院を受診します。

妊娠初期は体調が優れないことが多く、妊娠前とは違う自分の体に戸惑い、精神的にも不安定になってしまいがちです。また、妊娠悪阻や切迫流産も起こりやすいとされています。なにか困ったことがあったときにはパートナーに話を聞いてもらい、必要に応じてドクターに相談するようにしましょう。また、妊婦健診は必ず受けるようにし、診察や検査で赤ちゃんの順調な成長を確認しておきましょう。

ヘルスケア本