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コンタクトレンズの値段について

更新日:2017/03/26 公開日:2017/03/24

コンタクトレンズの基礎知識

コンタクトレンズを購入する際、値段に着目する人は多いのではないでしょうか。コンタクトレンズにはさまざまな値段があります。そのなかから自分に合ったコンタクトレンズを選ぶポイントを、ドクター監修の記事で解説します。

コンタクトレンズを購入するとき、値段は選択の大きなポイントになる要素のひとつです。コンタクトレンズの値段の目安や、購入にあたって比較検討する際のポイントを解説します。

コンタクトレンズの値段はさまざま

コンタクトレンズの値段は、レンズのタイプによって異なります。ここでは、主にレンズのタイプによる値段の違いと、それぞれの目安となる額についてみていきます。

コンタクトレンズの値段とは

コンタクトレンズの値段と言ったときに、製品の購入額を思い浮かべることが多いかもしれません。しかし、コンタクトレンズを使用するにあたり、レンズのタイプによってはケア用品が必要になる場合があります。購入の際にコンタクトレンズの値段を比較・検討するときには、それらの金額も含めて毎月およそどのくらいのコスト(費用)がかかるか見ていくようにするとよいでしょう。

ハードレンズ

ハードレンズ自体は、1枚あたり約1万〜2万円、両目分で約2万〜4万円が販売価格となっていることが多いようです。ハードレンズが安全に使用することができる期間はおよそ1年半〜2年とされています。したがって、ひと月あたりの額を算出すると、約800〜2000円となります。これに、レンズのケア用品が月あたり1300円程度かかることから、レンズの値段、および、ケア用品の値段を含めて、1か月にかかるコストの目安は約2000〜4000円です。

ソフトレンズ(ワンデータイプ)

ソフトレンズにはいくつかの種類がありますが、ワンデータイプと呼ばれる、1日使用したら再利用せずに使い捨てをするタイプの場合、1箱に30枚入ったものが、およそ2000〜3000円で販売されていることが多いようです。レンズは1日につき1枚を使用しますので、2箱60枚、およそ4000〜6000円が、1か月あたりのコストの目安になります。ただし、この値段は毎日使用することを想定したものです。2〜3日に1回や、週に1回など使用する頻度が下がるときには、月あたりのコストも下がります。なお、ワンデータイプはレンズを使い捨てるためにケア用品を必要としません。そのため、レンズ代のみが必要となります。

ソフトレンズ(定期交換レンズ)

ソフトレンズでも、再使用をするタイプです。レンズの値段は、1箱に3か月分が入ったものが、およそ2000〜4000円とされていることが多いようです。レンズの寿命は、2週間のものと1か月のものとがあります。このタイプはレンズを再利用するため、レンズのケア用品が必要です。月あたりの目安として1200〜1500円ほどかかるといわれていますので、レンズ代とケア用品代を合わせて1か月あたりのコストは約2000〜3000円です。

ソフトレンズ(コンベンショナルレンズ)

従来型のソフトレンズで、一定の期間使用して使い捨てるタイプではなく、ケアをしながら長く使用するタイプのソフトレンズです。レンズの値段は1枚あたり約1万〜1万5000円、両目で約2万〜3万円で販売されていることが多いようです。洗浄や殺菌消毒、保存などに使うケア用品代として、月あたりおよそ1500〜1800円ほどがかかるため、レンズ代とケア用品代を合わせると、1か月あたりのコストはおよそ2000〜3000円です。

タイプによるメリット・デメリット・コスパ

ここでは、コンタクトレンズのタイプによるメリットとデメリット、および、コストパフォーマンスについて見ていきます。

ハードレンズ

ハードレンズのメリットとしてまずあげられるのは、酸素透過性の高さです。コンタクトレンズを装用することで角膜が酸素不足になると、眼に障害が起こりやすくなります。また、より自然の状態に近い形で涙の交換が行われること、細菌に強いことなどもハードレンズのメリットです。

逆にデメリットとされるのは、落ちやすいことです。目から落ちてレンズを紛失してしまう可能性も少なからずあります。また、レンズが硬いために眼に着けていてゴロゴロと違和感を覚える場合もあります。

また、ハードレンズを長期間装用することで、眼瞼下垂が発症しやすい点も要注意です。眼瞼下垂というのは上まぶたが上がりにくくなった状態のことですが、まばたきをするたびに上まぶたの裏が硬いレンズとこすれるため、次第にそこにある上眼瞼挙筋が薄くなり、まぶたを持ち上げる機能が低下していくことが原因と言われています。

月のコストは、ケア用品代も含めておよそ2000〜4000円ですが、これはレンズの寿命まで紛失や破損がなく使い切れた場合を想定しているため、紛失や破損があった場合にはトータルのコストはこれよりも上がってしまう可能性があります。しかし、角膜のゆがみが原因となった乱視は、ハードレンズの硬さを活かして矯正することができます。乱視は多くの人にあるとされますが、ハードレンズを装用することで角膜の形がレンズの形に近づいてゆがみが矯正できる点は大きなメリットです。

ソフトレンズ(ワンデータイプ)

このタイプのメリットは安全性です。使用のたびに新しいレンズを使うため清潔が保たれること、レンズの洗浄や消毒などのケアが不要なこともメリットとしてあげられます。

デメリットは、トータルで使用するレンズの枚数が多くなるために、どうしてもレンズの費用がかかってしまうことです。そのため、毎日使う場合には、1か月のコストは4000〜6000円ほどとなり、ほかのタイプのレンズに比べると費用的にはやや高くなってしまう面があります。

しかし、毎日ではなく何日かに1回装用する、というような使い方をする場合には、これよりもコストは下がります。何より、レンズの手入れが不要なのが助かるという人も少なくないようです。また、万が一レンズを紛失してしまったとしても、それによる経済的な損失が少なくて済むのもこのタイプの利点です。

ソフトレンズ(定期交換レンズ)

このタイプのレンズの場合、使用期間が短いためにレンズの傷や汚れによる問題が生じにくい点や、種類が多く出ているために自分の目にあったものを見つけやすいというメリットがあります。

デメリットとしては、ワンデータイプのものに比べるとレンズを再利用する分、どうしても汚れが出てしまうこと、また、レンズのケアが必要になるということがあげられます。

月のコストはおよそ2000円から3000円くらいですが、レンズの清潔さや傷などの安全面からも、値段の面からも、バランスがとれたレンズと評価されているようです。なお、レンズ交換までの期間は、レンズが入ったパックから取り出してからの期間を指します。実際にレンズを使った日数ではないので注意が必要です。

ソフトレンズ(コンベンショナルレンズ)

このタイプのメリットには、特殊なタイプのレンズに度数の種類が多いことがあげられます。乱視や遠視がある際には、選択肢の多さからこのタイプの購入が検討されることが少なくないようです。

デメリットとしては、長く使う分、レンズの劣化や汚れが避けがたいという点があります。また、なんらかの病気が生じる率も高くなりがちだといわれています。

1か月のコストはおよそ2000〜3000円ほどですが、ハードレンズ同様に紛失したり破損したりしたときには経済的な損失が大きくなるのは否めません。若干ひと月あたりのコストは上がってしまうかもしれませんが、このタイプを選択する際には、およそ1年でレンズを交換することが推奨されるようです。

値段で選ぶのではなく自分にあったものを選ぶ

コンタクトレンズは、レンズのタイプによって、また同じタイプでもさまざまな値段があります。選択する際には、たしかに値段は大きな要素となります。しかし、購入時だけでなく、使用していく中でかかるコストや、毎日のレンズの手入れなど、長い目で見たときにトータルでどのように判断されるかを考慮に入れることが非常に重要です。

値段が安いという理由で購入したレンズがもし眼に合わなかった場合、眼のトラブルにつながり、かえって費用を要することになる可能性もあります。コンタクトレンズは、高度管理医療機器です。多少値段が高くなったとしても、自分の眼に合ったレンズ選びをすることが、結果としてコストを抑え、かつ安全で快適なコンタクトレンズの使用につながるとも考えられます。コンタクトレンズを購入する際には眼科医に相談し、検査や診察を受け、自分の眼に合ったレンズの処方をもとに購入することをおすすめします。

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