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1日使いきり!ワンデイ コンタクトとは

更新日:2017/03/30 公開日:2017/03/30

コンタクトレンズの基礎知識

ワンデイタイプのコンタクトレンズは、もっとも安全性が高いレンズだといわれています。ワンデイタイプを使うことのメリットやデメリット、適切な使用法やトラブルが生じた際の対策法について、ドクター監修の記事で解説します。

コンタクトレンズには、その交換サイクルによっていくつかの種類があります。そのうちのひとつ、ワンデイタイプのコンタクトレンズについて解説します。

ワンデイタイプのコンタクトとは

ワンデイタイプのコンタクトレンズは、1日使い捨てレンズとも呼ばれ、朝に装用して夜寝る前に外したらそのまま捨ててしまう、使い捨てタイプのコンタクトレンズです。ディスポーザブルコンタクトレンズとも言い、一度の利用のみで再利用はされません。

レンズは1回分ごとにパックに封入されており、その都度、新しいものを開封して使用します。使用期限は1日で、ほかのタイプのコンタクトレンズのようにくり返して使用することはできません。

なお、ワンデイタイプのコンタクトレンズは、ソフトコンタクトレンズのみで、ハードコンタクトレンズにはワンデイタイプのものはありません。

ワンデイタイプのメリットとデメリット

ここでは、1日使いきりのワンデイタイプのコンタクトレンズには、どのようなメリットやデメリットがあるのかを見ていきます。

ワンデイタイプのメリット

ワンデイタイプのメリットとしてまずあげられるのは、目のトラブルが少ないとされる点です。常に新品のレンズを装用するために清潔が保ちやすく、また、使用後にはそのまま廃棄して再利用しないために汚れや微生物による目の疾患を起こしにくいことが大きな利点とされます。

また、なんらかのアレルギーがある場合、コンタクトレンズによる影響が懸念されますが、そのような場合に対してこのワンデイタイプはもっとも負担が少ないといわれます。コンタクトレンズを初めて装用する人にとっても、レンズに慣れるまで装用の頻度を2日に1回や3日に1回などと調整しやすく、便利で負担の少ないタイプだとされています。

さらに、ほかのタイプのコンタクトレンズのように、洗浄や消毒、保存などのレンズケアが不要な点もあげられます。レンズの手入れも、ケア用品も必要としないために、手間がかからないだけでなく、旅行や外出先などに携行する際に使用するレンズとしてこのワンデイタイプを利用するケースもあるようです。

ワンデイタイプのデメリット

逆に、ワンデイタイプのデメリットとしてあげられるものに、費用があります。使い捨てのためケア用品を購入する必要はありませんが、コンタクトレンズを使う日数の分だけどうしてもレンズ代がかかってしまう面は否めないかもしれません。しかし、毎日使用する場合にはコストがかかってしまいますが、毎日ではなく時々コンタクトレンズを使いたいという場合には逆にこのワンデイタイプの方が経済的だということもあります。

コンタクトレンズ自体の性能としては、レンズが多少乾燥に弱いという面があるようです。また、ハードコンタクトレンズはなく、ソフトコンタクトレンズのみであること、度数などの面で選択の幅がそれほど大きくはないことも、ワンデイタイプのデメリットだとされています。

長時間の使用、数日間同じものを使うことのリスク

ワンデイタイプは、前記のとおり、もっとも安全性が高いといわれています。その理由として、1日で使い捨ててしまい、再利用をしないことがあげられます。コンタクトレンズの長時間使用や、数日間同じものを使うことにはどのようなリスクがあるか、解説します。

コンタクトレンズによる眼の障害の原因として、もっとも多いのがレンズの長時間装用だといわれています。定められた装用時間や交換期限を超えて使用し続け、それがトラブルにつながることも少なくないようです。なかには、ワンデイタイプのコンタクトレンズを何週間にもわたって使用し、眼の障害を引き起こしてしまった例も報告されています。

コンタクトレンズを長時間装用すると、眼に痛みや目やになどの症状が出やすくなります。これらは、眼の乾燥や傷、角膜や結膜への炎症が生じ、それが自覚できる症状となって出ているものです。しかし、自覚される症状がないままに、目の障害が進んでしまっているケースも少なくありません。角膜内皮細胞の現象が、そのひとつです。

角膜内皮細胞は、角膜、いわゆる黒目のもっとも内側に存在する細胞です。角膜の呼吸や代謝を行うとともに、角膜の透明性にも深く関わっています。この角膜内皮細胞は、一度減少してしまうと再生しないといわれています。また、減少によって一定数を下回ってしまうと、角膜の透明性が保たれず、むくみや濁りが出現し痛みがともなう場合もあります。症状が進んでしまうと角膜を移植する治療を行わざるを得なくなるものの、それでも元の状態を回復することは難しいとされています。

角膜内皮障害だけでなく、角膜びらんや角膜潰瘍などの角膜障害や、結膜炎などの結膜障害も、コンタクトレンズの不適切な長時間・連続装用によって引き起こされやすいといわれます。定められた装用時間を守ることはもとより、可能な限りコンタクトレンズを装用する時間を少なくして眼への負担を軽減することが大切です。

間違った使用方法やトラブルが起きた際の対策

コンタクトレンズは、視力を補正するための医療機器です。決められた装用時間や使用期限を超えた不適切な使用法は、眼に障害を引き起こすことにもつながりかねません。ワンデイタイプのコンタクトレンズを装用する際には、使用を終えてレンズを外したら必ずそのまま捨て、再利用はしないことが大切です。

使用中に眼に痛みや違和感などの症状があるときには、すぐにコンタクトレンズの装用を中止し、眼科医を受診するようにしましょう。また、自覚される症状がなかったとしても、気づかぬうちに眼になんらかの影響がおよんでいる可能性も考えられます。特に異常がなくても必ず定期的に眼科を受診し、検査を受けるようにしましょう。

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