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女性の薄毛治療薬(4)プロペシアは女性には適さない?

更新日:2017/04/15 公開日:2017/03/31

薄毛や抜け毛の症状には「プロペシア(薬剤名)」が効果的であるとされています。けれど、プロペシアは女性の薄毛や抜け毛にも効果が期待できるのでしょうか。プロペシアの効果や、使用上の注意などについてご紹介します。

プロペシアとは

プロペシアとは、抜け毛を予防する効果が期待できるとされる内服薬です。米メルク社によって開発された、成人男性向けの薄毛治療薬となります。また、主成分がフィナステリドであるため、「フィナステリド錠(薬剤名)」と呼ばれる場合もあります。すでに60か国以上で使用が認められており、日本でも2005年より販売が開始されています。

薄毛・抜け毛治療薬の種類

まず、薄毛や抜け毛の治療に使用される薬の種類について解説します。女性の薄毛や抜け毛の治療薬は、カウンセリングや診察、そして血液検査などによって判明した症状の原因、そして患者の体質などを考慮して決定されます。薄毛や抜け毛の治療薬は大きくわけると。外用薬、内服薬、注射薬の3つとなります。

外用薬

頭皮の薄毛や抜け毛の症状が気になるところに塗布します。ただ、内服薬に比べると、外用薬は効果があらわれるまでに時間がかかるとされています。

内服薬

薄毛や抜け毛の症状を改善させ、発毛を促す飲み薬です。プロペシアもこの内服薬に分類されます。また、抜け毛や白髪に効果が期待できる漢方薬もこちらに含まれます。

注射薬

育毛効果が期待できるとされる薬剤を頭皮に注入します。注射によって皮下組織に直接薬剤が行き渡るため、早期に効果があらわれやすいとされています。ただ、外用薬や内服薬と比べると費用が高額になります。

さらに、薄毛や抜け毛の薬は効果によっても分類が可能で、大きく分けて2つに分けることができます。

1つ目は抜け毛を予防する薬です。脱毛を抑える効果が期待できる薬であり、プロペシアはこちらに分類されます。2つ目は発毛を促進する薬です。発毛を促す薬には、漢方薬も含まれます。また、薬剤を頭皮に注射する「育毛メソセラピー」や「女性ホルモン補充療法」もこちらに当てはまります。

プロペシアの効果と特徴

プロペシアには、以下のような効果が期待できると考えられており、次のような使用方法にて服用をします。

男性型脱毛症にのみ有効

プロペシアは薄毛や抜け毛の治療薬ですが、効果が期待できるのは、頭頂部や前頭部の髪が薄くなる「男性型脱毛症(AGA)」のみとなっています。AGAの主な原因としては、ジヒドロテストステロン(DHT)という精巣と副腎で作られる男性ホルモンの一種が関係していると考えられています。このDHTは、毛乳頭内の細胞の男性ホルモン受容体と結びついて髪の成長をストップさせるようなサインを出します。そのため、髪の毛が成長する前に抜けてしまったり、細くて短い髪の毛が増えてしまったりして薄毛になるのです。プロペシアにはテストステロン(男性ホルモン)をDHTに変換する働きがあり、AGAの症状の改善が期待できるというわけです。ただし、円形脱毛症などの、AGAの症状以外による薄毛や抜け毛には効果がないとされています。

プロペシアの使用方法

プロペシアは1日1回、1錠ずつ服用するかたちとなります。出来る限り毎日同じ時間帯に服用することをおすすめします。もしも飲み忘れてしまった場合でも、翌日にまとめて服用することは避け、1錠ずつ服用するようにしましょう。ごくまれに、肝機能障害や男性機能の低下といった副作用がみられる場合があるため、異変を感じたらすぐに病院を受診するようにしましょう。

プロペシアの使用上の注意

プロペシアを服用する際には、いくつか気をつけなければいけない点があります。

保険適用外である

プロペシアは病院を受診することで処方してもらうことができる薬ではあるものの、薬価基準未収載品であるため、保険適用外となります。そのため、自費診療扱いとなり、1錠300円前後の費用がかかることとなります。薄毛や抜け毛の治療には個人差があるものの、だいたい3~6か月は継続して行うことが多いため、長期間処方を受けるには経済的な負担が大きいと言えます。とはいえ、安く入手できるインターネット販売や個人輸入での購入は偽物であったり、成分が不透明であったりするため大変危険です。必ずドクターより処方されたプロペシアを服用するようにしてください。

女性の服用は適さない

プロペシアは成人男性を対象とする薬であり、女性には適さないとされています。特に、男児を妊娠している女性が服用すると、男児の生殖器に異常が生じる可能性が高いといわれています。また、服用はしなくてもプロペシアの錠剤に触れることで有効成分が体内に入る場合もあるため、注意が必要です。

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