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10~20代の女性によく見られる色素性痒疹とは

更新日:2017/09/26 公開日:2017/03/31

10~20代の女性が発症しやすい皮膚疾患の一つに色素性痒疹(しきそせいようしん)があります。現在、詳しい原因は解明されていませんが、上半身の皮膚に非常に強いかゆみを感じ、赤い小さな発疹が生じた場合は、色素性痒疹の可能性があります。改善しても再発をくりかえして患部に色素沈着を起こしてしまうため、多くの女性が一刻も早い症状の改善を望んでいます。ここでは、色素性痒疹の症状と原因、治療法について詳しく解説していきます。

色素性痒疹(しきそせいようしん)とは

色素性痒疹とは、蕁麻疹(じんましん)のように米粒程度の大きさの赤い発疹と非常に強いかゆみをともなう皮膚の病気です。残念ながら未だ原因の詳細は解明されていません。頸部(うなじ、首)や胸部、背中、腹部といった身体の上半身に多く発症する傾向にあります。10~20代の若年層の女性が発症するケースがほとんどですが、男性や中高年の女性にも起こる可能性があります。改善と再発を一進一退にくりかえす病気であるため、褐色から黒褐色の色素沈着を起こし、患部に網目状のあとが残るのが特徴です。

色素性痒疹の症状

色素性痒疹は、頸部(うなじ、首)や背中、胸部、腹部といった体の上半身に多く発症する傾向にありますが、稀に下半身にも症状が現れるケースがあります。皮膚に蕁麻疹のように強いかゆみと米粒程度の大きさの赤い発疹を生じ、症状が現れてから1週間ほどで自然消滅しますが、多くの場合において突発的に再発します。くりかえし症状が現れることにより、患部に褐色から黒褐色の色素沈着が起こり、皮膚に粗い網目のようなあとが残る場合があります。色素性痒疹は10~20代の女性に症状がみられるケースがほとんどですが、男性や中高年の女性も発症する場合があります。

類似した皮膚疾患に色素性蕁麻疹(しきそせいじんましん)があります。色素性痒疹と同様、強いかゆみをともないますが、しこりやみみず腫れが現れるのが特徴です。また、色素性痒疹とは異なり、骨格異常や臓器異常をともないます。

色素性痒疹の原因

色素性痒疹は、詳細の原因について未だに解明されていません。しかしながら、発汗、着衣と皮膚の摩擦、急激な血糖値の変化などが原因と考えられています。血糖値を大幅に変化させる要因にはさまざまなものがありますが、代表的なものには以下のようなものがあげられます。

ジュース類、清涼飲料水の過剰摂取

ジュースや清涼飲水には多くの糖分が含まれており、過剰摂取すると、血液の中の糖分(血糖)の濃度が濃くなってしまい、高血糖状態になってしまいます。特に、清涼飲料水を多量に摂取した場合、ペットボトル症候群や清涼飲料水アシドーシスと呼ばれる、急性の糖尿病に陥る可能性があります。ミルク入りのコーヒー飲料や野菜ジュースも多くの糖分が含まれるため、1日に何本も飲むと過剰に糖分を摂取してしまい、血糖値を上昇させる原因となります。

過度のダイエット

10~20代の若年の女性が色素性痒疹を発症しやすい要因は、ダイエットと密接な関係にあるためであると考えられています。血糖値を大幅に変化させるダイエット法として、低炭水化物ダイエットや低糖質ダイエットなどがあげられます。これらは、糖質の摂取量を制限することで脂肪を燃焼し、体重の減少を目指したダイエット法です。主に糖尿病患者の食事療法として用いられてきましたが、近年ではそのダイエット効果が注目されています。糖質の摂取量を制限し、血液中の糖分(血糖)が常に不足している状態をつくることで、エネルギー源である糖分に代わり、体内の脂肪を分解します。分解された脂肪はケトン体と呼ばれる物質となってエネルギーとして使用されるため、脂肪燃焼に効果があると期待されています。そのため、糖質の摂取量を制限してしまうと、血液中の糖分が常に不足している状態となってしまうため、色素性痒疹の発症につながると考えらえれています。

色素性痒疹の治療

色素性痒疹は、症状が一進一退に改善と再発をくりかえす病気であるため、経過を観察しながら長期にわたる治療を進めていくことが重要です。原因の詳細が解明されていないため、原因に直接働きかけるような治療方法が存在していないのが現状です。しかし、ミノマイシンという抗生物質やレクチゾールと呼ばれる成分を含む薬剤を服用し、症状を軽減するための治療を行うことで改善を目指すことが可能となっています。

また、過度のダイエットや清涼飲料水の過剰摂取などにより、急激な血糖値の変化が原因となっている場合には、血糖値を正常値に改善するための治療を行う必要があります。ただし、抗生物質の使用は症状が悪化したり、別の症状を引き起こしたりするケースがあります。特に薬疹(やくしん)と呼ばれる病気は、抗生物質に対するアレルギー(免疫)反応により、かゆみや発疹、紅斑(こうはん)などをともないます。抗生物質を用いた治療では、薬剤使用後の皮膚の状態や体調に気を配り、医師と相談しながら治療を進めていくことが重要となります。

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