くせ毛は、種類や対策法によっては改善できるかもしれません。ここでは、くせ毛の原因や改善法などについて見てみましょう。
くせ毛の原因
くせ毛の原因について詳しく見てみましょう。
髪の悩み
髪の悩みで多いのは、くせ毛や薄毛、剛毛、そして細毛などです。中でも、くせ毛に悩んでいる人は非常に多いといわれています。くせ毛には、個人差があるものの、くせ毛になる人のほとんどはその度合が強いと感じている傾向があるようです。
くせ毛は遺伝か
自分の身内を眺めていると、似たような髪質が多いような気がすることがあります。日本人は、直毛であるというイメージがありますが、ある報告によると、およそ9割の日本人がくせ毛だというデータもあるようです。特に波状毛と呼ばれる、波打ったような髪質が日本人の中でもっとも多いといわれています。波状毛には、ウェーブが大きい場合と小さい場合があります。
普段、なかなか髪がまとまらないと悩んでいる場合は、波状毛であることが多いでしょう。くせ毛というのは、ほとんどが遺伝によって出ると考えられています。両親のどちらかがくせ毛である場合、およそ7割の確率でくせ毛になるという報告があります。また、親がくせ毛でなくても歴史をさかのぼっていく過程で、くせ毛の人がいる場合は、発現する可能性があります。さらに、くせ毛は優性遺伝であるため、発現しやすいともいわれています。
そのほかの原因であることも
くせ毛は、遺伝以外が原因となっていることもあります。たとえば、ホルモンバランスが変化してしまったり、ダイエットやストレスなどが要因になったりすることが多いようです。また、近年増えているといわれている原因が、シャンプーやトリートメント、スタイリング剤の成分に含まれている添加物やコーティング剤によるといわれています。添加物やコーティング剤が毛穴の中に詰まってしまい、髪が成長していく過程で邪魔をして結果として髪が曲がって伸びていき、くせ毛になるようです。
くせ毛対策シャンプー方法
くせ毛を改善させるためには、正しいシャンプー法を身につける必要があるといわれています。
ブラッシング
シャンプー前に、ブラッシングをしておくことで、汚れを浮かすことができたり、絡まった髪をほどくことができ泡立ちやすくなるようです。ただし、ブラッシングをする際には頭皮を強くこすってしまうと傷つきやすくなりますので気をつけるようにしましょう。
シャンプーの仕方
シャンプーをする際には次のことに気をつけるようにしましょう。
- シャンプーをする前に水だけで汚れなどを洗い落とします。この時に、頭皮をマッサージするように丁寧に洗います。
- シャンプーをしっかり泡立てて、頭皮を傷つけないように洗います。
- すすぎをする際には、洗髪したときの倍の時間をかけて洗い流すようにする。
毛穴の汚れをシャンプーで落とすことはもちろんのこと、洗った後のシャンプーの成分が毛穴に残らないようにしっかりとすすぐことが大切だといわれています。
ドライヤーの当て方にもひと工夫
くせ毛を改善させるためには、ドライヤーの仕方も重要です。
くせ毛は水分の影響を受けやすい
くせ毛の場合、髪の内部のタンパク質線維が不均一につまっていることが原因であることがあります。通常であれば複数のタンパク質が均質に含まれており直毛になるのですが、タンパク質が不均一であることから水分バランスが崩れてうねりが引き起こされやすくなるようです。
水分をしっかり飛ばす
くせ毛の髪をドライヤーする場合は、髪の斜め上から頭皮と適度な距離を保ちながら熱を当てて、髪の水分が無くなるまで乾かすとよいでしょう。そうすることで、キューティクルがしっかりと閉じて、サラサラになりやすいようです。
くせ毛を改善する生活習慣
後天的にくせ毛になった場合は、生活習慣が影響していることがあります。
生活習慣の改善
健康に悪い影響を及ぼす生活習慣になっている場合には、そのほとんどが髪にも悪いといわれています。特に次のような生活習慣をしている場合は、改善をする努力が必要であるといえるでしょう。
- 脂っこいものを食べる食生活が多い
- ストレスを感じやすい生活
- 睡眠不足
- 運動不足
これらの生活習慣は、くせ毛以外にも体に悪影響を及ぼしている可能性が高いです。できる限り不健康な生活環境をなくしていくようにしましょう。これらの生活習慣を改善しても、くせ毛が治らない場合は、そのほかの要因を考えながら対応されていくとよいでしょう。
今すぐ読みたい
髪質・くせ毛の種類 関連記事
振り返りやまとめ読みに便利。クリップで記事を保存!
クリップ機能を使用するには、会員登録(無料)が必要になります。