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咽頭クラミジア感染症の検査方法とは

更新日:2017/11/04 公開日:2017/11/04

クラミジアというと、性器に感染する性病と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、クラミジアの感染症に咽頭クラミジアもあります。しかも、オーラルセックスが盛んになってきたことによって、10代、20代の若い世代の人の感染が多くなっています。

咽頭クラミジアとは

咽頭クラミジアは、「クラミジアトラコマチス」という細菌が、咽頭部で繁殖する感染症です。この細菌は、湿度や温度が高い粘膜を非常に好み、セックスを通じて、性器にも多く感染します。とくに咽頭クラミジアの場合、オーラルセックスでの感染確率が高くなっています。

咽頭クラミジアは、症状が出ないこともあり、のどが痛いなどの風邪(かぜ)の症状とよく似ているため、感染に気づかないことも多く感染の拡大につながっています。

咽頭クラミジアの感染経路

咽頭クラミジアの主な感染は、オーラルセックスです。ある統計ではクラミジア性尿道炎にかかった人の40%が、風俗店でのオーラルセックスを経験しており、そこで働いている人の咽頭からの感染とされています。また、性器からクラミジアが検出された男性が咽頭からもクラミジアを検出される確率は、3.9~12.5%といわれています。一方で、女性の場合は実に10.5~26.1%にもなります。海外では、男女差はそれほどありません。

とくに女性は、男性が感染したのを知らずに、キスなどで感染する危険があります。最近は、オーラルセックスが主な性行為となっていることなどが、クラミジアの感染が増えている背景となっています。

咽頭クラミジアの潜伏期間

咽頭クラミジアの潜伏期間は、1週間~1か月とばらつきがあるのが特徴です。潜伏期間が過ぎると、さまざまな症状が現れます。代表的な症状が、のどの腫れです。ところが、クラミジアの場合、潜伏期間が過ぎても、これといった症状が現れないことが圧倒的に多いといわれています。

そのため、実際は感染しているにもかかわらず、それを知らずにパートナーとセックスをして感染させてしまう、あるいは、不特定多数の人とのセックスで感染を拡大させてしまうという問題をかかえています。たとえ、症状が現れても、のどが痛い、腫れているという症状ですから「風邪」と自己判断し、市販の風邪薬やのどの薬で対処してしまうケースもあります。

クラミジアは、特殊な検査方法でなければ、診断できません。内科では、性病に詳しい病院でないと、のどが痛いというだけではクラミジアの検査をするところは少ないでしょう。抗生物質などを処方されますが、なかなか思うように効果がなく、初めてクラミジアの検査を行って原因がわかったということも少なくありません。その間、セックスをすればパートナーへの感染はさらに高まります。

咽頭クラミジアの検査方法

咽頭クラミジアの検査は、専用の器具や薬剤を使用しないと正確な診断はできません。検査方法は3種類あります。

綿棒による生体検査

のどの奥の扁桃腺、あるいは食道に通じている部分から、長い綿棒を使って粘液をぬぐい取ります。ちょうどインフルエンザの診断のときのような検査になります。この綿棒に付いた粘液を培養して、菌が付いているか調べるものです。この検査では1時間ほどで検査結果が出ます。

うがいによる検査

核酸増幅検査(PCR法)といって、生理食塩水でうがいをしたもので検査を行います。今までの綿棒での検査では、人によっては苦痛や違和感をともなうものでしたが、うがい方式の検査では、こうした負担がありません。また、広範囲から菌を採取するため、より正確な診断ができるようになります。この検査では、翌日または翌々日の検査結果の報告となります。

血液検査によるもの

血液検査によるクラミジアの検査は、抗体を調べることになります。そのため、クラミジアに感染してから、抗体ができるまで、しばらくしないと診断がつきません。また、過去にクラミジアに感染している場合でも、すでに抗体ができてしまっているため、現在の状況判断の材料にはなりません。あくまでもクラミジア感染の可能性があるかどうかのスクリーニング検査であり、陽性が出たときには綿棒やうがいによる検査を行うことになります。

咽頭クラミジアは、症状がわかりにくかったり、無症状だったりする場合もあり、感染を拡大させてしまう可能性があります。特に、風俗店に行くことがある人や、複数のパートナーがいる人などは危険性が高まります。病院で検査を受けたくないという人は、郵送での検査キットも販売されているので、そちらを利用しましょう。検査は、自分だけではなく、パートナーも一緒に受けることが望ましいでしょう。

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